三菱電機、エアコンと連動して肌の潤いを保つ加湿器

ラクリアミスト SV-DK80D

　三菱電機は、エアコン暖房時の肌の乾燥を抑える、フィルター交換不要の加湿器「ラクリアミスト SV-DK80D」を、9月1日に発売した。希望小売価格は42,000円。

　ラクリアミストは、親水加工を施した大型のディスクを回転して加湿する“ディスク気化式”の加湿器。一般的な気化式の加湿器とは違い、加湿フィルターに水アカが発生しにくく目詰まりしないため、フィルターの交換が不要で、手間と経費がかからないメリットがある。

「もっとうる肌モード」の湿度制御。室温の上昇/下降を検知して、自動で運転を切り替える

　SV-DK80Dでは、エアコン暖房時の肌の乾燥を抑える「もっとうる肌モード」という新モードを搭載した点が特徴。これは、室内の湿度を60～65%と高めになるよう制御することで、エアコン暖房中の乾いた温風が体に当たっても、肌の水分量が高く保てるというもの。湿度を50%にキープする運転と比べると、エアコン暖房時の肌水分量は約2倍にアップするという。

　また、エアコン暖房をOFFにした場合は、室温の下降を自動で検知し、湿度を50%に制御する運転へと自動で切り替えて、ムダな加湿を抑える仕様となっている。再びエアコン暖房のONにすると、湿度を60～65%にする運転へと自動で復帰する。

　なお、この「もっとうる肌モード」は、従来機種で搭載されていた「うる肌モード」を強化したもの。SV-DK80Dでは「うる肌モード」も引き続き搭載している。

　このほか、カルキ濃縮水を回収し、水受けトレイ内の水アカ発生を抑える「カルキ水回収システム」、室温に合わせて、のどの粘膜が乾燥しにくい湿度をキープする「のどガード」モードも用意されている。

　省エネの面では、消費電力の最大値を、従来機種「SV-DK808」の21Wから19Wへと抑えた。同社によればSV-DK808の1カ月の電気代は約100円で、同社のハイブリッド式加湿器「SV-H604」の約2,033円よりも約1,900円安いという。ちなみに、本体の電気代チェックボタンを押せば、湿度モニターにこれまでの24時間の運転から換算した電気代の目安が表示される。

　三菱電機はまた、「のどガード」「うる肌モード」を搭載したスチームファン式の加湿器「SV-S70D」「SV-S50D」「SV-S30D」の3機種も、同時に発売した。ラインナップと詳細はは以下の表の通り。

スチームファン式の「SV-S70D」	SV-S50D	SV-S30D