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ハイアールから自動掃除の高機能エアコン 日本にIoT家電投入
2025年2月19日 09:05
ハイアール ジャパン セールス(Haier)は、ルームエアコン「huu(フー)」から、ハイグレードモデル「MXシリーズ」を3月1日に発売する。6畳向け/冷房能力2.2kW、8畳/2.5kW、10畳/2.8kW、14畳/4kWの4モデルをラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は100,000円~140,000円前後。
2024年4月に発売したルームエアコン「huu」のハイグレードモデル。フィルターの自動お掃除機能やIoT機能を搭載したほか、従来のCSシリーズ同様、室内機と室外機の熱交換器を凍らせて洗浄する「Wフリーズ洗浄」や、低すぎる状態が続くと自動運転で室温を調整する「温度みまもり」などの機能も備える。
グローバルでエアコンを約1,800万台生産(2024年)し、スマートホーム製品も積極的に手掛けるハイアールが、日本国内にIoT家電を導入するのは今回が初。これを皮切りに、今後国内でのIoT家電のラインナップをさらに拡充していくとする。2020年代内には、プレミアムモデルの投入も予定する。
「MXシリーズ」のリモコンを見てみると、一番目立つのが「AI快適自動」。室内の温度と湿度、外気温度、日射、時間をAIが検知し、最適な運転を自動で行なってくれる機能である。加えて室内の環境とエアコンの稼働状況を検知し、快適さを保ちながら消費電力を抑えた運転を自動で行なう「AIエコ」も搭載する。
そのほか「冷房」「暖房」「除湿」などの基本的なモードボタン以外は扉内に備えているが、本体にWi-Fiを内蔵する「MXシリーズ」では専用のスマートフォンアプリ「Haismartアプリ」からも操作が可能。電源のオン/オフやモードの変更、温度・風量の調節などが直感的に操作できる。音声アシスタントにも対応し、別途スマートスピーカーと接続すると声だけでも操作可能となっている。
また「MXシリーズ」の特徴である「フィルター自動お掃除」機能は、24時間の運転ごと、運転停止後に約8分間作動。2種類のドラムが交互にフィルターを巻き取り、お掃除ブラシでホコリをかき出し、ダストボックスへ集めることで、フィルターを清潔に保ち、目詰まりによる無駄な電力消費を抑制するという。
フィルターには抗菌剤を塗布することで、黄色ブドウ球菌や大腸菌の繁殖を99%抑制する効果が期待できるほか、イオンの力で空気中の菌やウイルスの浄化ができる「プラズマ空清」機能も搭載。試験の結果、表皮ブドウ球菌の98%抗菌、黒麹カビの99%抑制、PM2.5の99%除去、カバノキアレルゲンの98%除去、インフルエンザウイルスA(H1N1)の99%除去の効果が確認されているという。
室内機の本体サイズは798×299×288mm(幅×奥行き×高さ)、重量は、6畳/8畳/10畳モデルが12kg、14畳モデルが12.4kg。
また、2024年モデルから改善を図ったスタンダードモデル「CSシリーズ」も3月1日に発売する。6畳向け/冷房能力2.2kW、8畳/2.5kW、10畳/2.8kW、14畳/4kWの4モデルをラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は70,000円~110,000円前後。
室内機の本体サイズは798×248×288mm(幅×奥行き×高さ)、重量は、6畳/8畳/10畳モデルが10kg、14畳モデルが10.5kg。