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花粉対策に柔軟剤が有効? 洗濯物は部屋干しを
2025年1月27日 16:05
対策1:コーディネートで「花粉がつかない」工夫を
ライオンによると、花粉の付着量は、生地の素材によって異なるという。ポリエステルやナイロン、綿のトレンチコードなどのつるんとした生地に比べると、ウールやフリースは生地に凹凸があるため花粉が付着しやすいという。そのため、外出時は凹凸が少ない生地でできた衣類を着るのがオススメだという。
また、花粉が付着する原因に静電気があるため、静電気が起きにくい衣類の組み合わせもポイントだという。
例えば、アクリル、ポリエステル、アセテートはマイナスに帯電しやすく、ナイロン、ウール、レーヨンはプラスに帯電しやすい。マイナスに帯電しやすいものとプラスに帯電しやすいものを組み合わせたときに静電気が起きやすいという。
一方で、ウールとウールなど同じ素材の組み合わせや、同じ性質の電気を帯電する素材の重ね着、吸湿性が高い綿や麻などの素材との組み合わせは静電気が起きにくいとする。
このほか、衣類に静電気防止スプレーを使うことも効果的だという。コート、スカート、スラックスの裾、スカートの裏部分など、こすれやすい部分に使うのがオススメとする。
対策2:家に入る前に花粉を落とす
花粉は「家に入る前」に洋服ブラシなどでできるだけ払い落とすことがポイント。肩や腕だけでなく、静電気が発生しやすいかばんがこすれる部分、コートやスラックスの裾、ふくらはぎの部分、髪や帽子、マフラーなども忘れずに落とすことを推奨している。
さらに、衣類用粘着ローラーを使うと手では払いきれなかった花粉を取り除けるという。花粉を払ったあとの手はすぐに洗うよう案内している。
対策3:柔軟剤で静電気対策
このほか、静電気対策として柔軟剤の使用も有効だという。柔軟剤は、衣類をやわらかくするほか、繊維の表面を滑らかにし、すべりを良くするため、静電気が発生しにくくなるほか、電気を逃がす働きもあるとしている。