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カーテン洗うと部屋明るくなる? ラグなど年末に「大物洗濯」のコツ
2024年12月2日 17:05
ライオンは、年末の大掃除シーズンに大物アイテムを洗う「大洗濯」をテーマに、10月にアンケートを実施した。その結果、大物の洗濯で最も洗いたい代表的なアイテムは「カーテン」、次いで「羽毛布団」「カーペット」「こたつ布団」という結果になったという。そこで同社は、これら大物アイテムの洗い方について解説している。
カーテンの洗濯には液体洗剤を活用
同社によると、カーテンは汚れが目立ちづらいが、部屋のホコリなどで汚れており、10年間洗濯していないレースカーテンでは窓からの光を取り込みにくくなってしまう。一方、カーテンを洗濯すると窓からの光が差し込み、明るくさわやかな印象になるという。
カーテンの洗濯は、まず洗濯表示をみて、家庭で洗えるかどうかを確認する。
洗剤選びも重要で、カーテンなどの大きく厚手な洗濯物を洗う場合、布の奥まで洗浄成分がしみ込みやすい液体洗剤の使用をすすめている。さらに、デリケートな素材や色柄を守りたいカーテンの場合は、おしゃれ着用洗剤を使用するよう説明している。
カーテンを洗うポイント
洗濯機の「取扱い説明書」をチェックし、カーテンを洗う時のコースを確認後、洗濯ネットや洗濯キャップが必要な場合は準備する。カーテン金具を外し、ホコリをはたき落とすことも大切だ。
カーテンの上部のギャザーや裾の部分が汚れていた場合は洗剤の原液をつけて、キャップの底でたたいて染みこませておく。
汚れをチェックし、汚れが気になる部分を表にして「ジャバラ状」にたたむ。
洗濯表示に「洗濯ネット使用」と書いてある場合やレースのカーテン、デリケートな素材のカーテンは、洗濯ネットに入れて洗う。縦型洗濯機の場合は汚れている部分を底側に向けて入れる。
カーテンの洗濯表示を確認し、洗濯機の取扱説明書に従ってカーテン洗いに最適なコースを選び、スタート。カーテンの汚れがひどい時は、「液体酸素系漂白剤」を適量入れて洗う。洗濯中、洗濯液が真っ黒になるようであれば、「二度洗い」がおすすめだという。
洗濯後は手で縫い目を伸ばし、干す。薄手のカーテンは、カーテンレールに干すと、カーテン自体の重さで全体のしわが伸びて、キレイに仕上がるだけでなく、干す場所もとらない。ただし、重い厚手のカーテンは、カーテンレールに負担がかかるため、洗濯竿に干すのがオススメ。
こたつ布団と羽毛布団を洗うコツ
こたつ布団や羽毛布団も洗濯表示をしっかりチェックしておきたい。さらに、洗濯機の取扱説明書の「毛布コース」や「大物洗いコース」のページで洗えるかどうかを確認しておく。
洗う前は布団たたきで軽くホコリなどの汚れを落とす。その後、目立つ汚れがある場合は洗濯機に入れる前に、やわらかいスポンジにおしゃれ着用洗剤を薄めた洗剤液(水4Lに対して10mlが目安)を含ませて、首周りなど皮脂汚れが目立つ部分になじませる。
洗濯機に入れる際は、3つに折りたたんだら、端からロール状に丸める。必要に応じて洗濯ネットを使用し、「毛布コース」や「大物洗いコース」をえらびスタートボタンを押す。
水に浮きやすく浸らない場合は、水が溜まったら洗濯機を一時停止して両手で5~6回程度しっかり押し沈めてから洗濯を開始する。
干す際は、物干し竿2本をまたぐように干すほか、羽毛が偏らないよう、両手でほぐしたり、布団の端を持って振るとよい。
取り込む際、完全に乾いていない場合は室内の椅子に布団をかけたり布団乾燥機を使って乾かす。
カーペットの足踏み洗いのポイント
ライオンが紹介する大物カーペットを風呂の浴槽で「足踏み」洗いする方法は次の通り。
洗濯表示に「洗濯おけ」「手洗い」「洗濯機」の記号がついている場合は、家庭で洗濯が可能。
色物・柄物のカーペットの場合は、洗剤原液を白い布につけてカーペットの目立たないところをたたき、布に色がうつらないかを確認。色が落ちたらクリーニング店に出す。また、毛足の長いものの場合、毛の絡まりなどが起こる可能性があるため、クリーニング店の利用がオススメとする。
洗う前に表面のホコリや髪の毛などを取り除くほか、シミ汚れがある場合は、おしゃれ着用洗剤の原液をつけ、キャップの底で軽くたたいて前処理をする。
カーペットは、汚れを外側にして浴槽の大きさに合わせて四つ折りにし、さらに半分に折る。カーペットがつかる程度の水を浴槽に入れたあと、おしゃれ着用洗剤を使用量の目安を参考に入れ、端から「足踏み」するように洗う。この時必ず手すりなどにつかまり、転倒に注意する。
使用量の目安は、浴槽300Lの場合、1/10程度の水量(30L)であれば、おしゃれ着用洗剤(アクロンの場合)を40ml入れる。
足踏み洗いが終わったら、浴槽の栓を抜き、洗剤液を浴槽から流し、シャワーの水を上から当てて足踏みしながら、カーペットに残っている洗剤液を洗い流す。その後、カーペットがつかる程度に水をためて、足踏みをしてためすすぎを行なう。
すすぎの水を浴槽から抜いたら、もう一度シャワーを当てて洗い流し、ためすすぎをする。
すすぎ終わったあとは、足踏みして水をよく切ってから浴槽のフチ(エプロン部)にかける。30分から1時間そのままにして脱水し、水が切れたら物干し竿で干す。2本の竿にかけるようにして干すと空気が通りやすくなる。
また、カーペットの中には、「洗濯機で丸洗いOK」というものもあるが、洗濯機によっては故障の原因になるためカーペット・ラグは洗えないとしているものがあったり、大きすぎるものやすべり止めがついているもの等は洗えない場合がある。洗濯機で洗いたい場合には、事前に洗濯機の取扱説明書を確認するよう呼びかけている。
年末の大掃除シーズンは、紹介したポイントを押さえて、正しく効率よい洗濯を心がけたい。