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日立の最上位ドラム洗濯機、乾燥をもっと時短に

ビッグドラム BD-STX130K

日立グローバルライフソリューションズは、ドラム式洗濯乾燥機の最上位モデル「ビッグドラム BD-STX130K」を11月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は38万円前後。「日立家電品正規販売店」のみで指定価格で販売される対象となり、店頭で値引きはされない。洗濯容量は13㎏、乾燥容量は7㎏。

ヒートポンプ搭載で省エネ化したビッグドラムの新たな最上位モデル。乾燥フィルターレスで手入れの手間を軽くする「らくメンテ」に加え、新機能として洗濯槽だけでなく乾燥経路やドアパッキンなどまで念入りに手入れする「らくメンテ洗浄」コースを採用した。「AIお洗濯」も進化し、化繊衣類が多い場合は洗濯から乾燥までの運転時間を自動で短縮する。そのほか、P&Gジャパンと共同開発した「アリエールMiRAi高濃度洗浄」コースにも対応した。

これらの新機能は9月12日に先行発表した「BD-SX130K」(10月中旬発売、オープンプライス/店頭予想価格43万円前後)にも搭載。新しいBD-STX130Kは、昨年度の最上位機BD-STX130Jと同じく7.8インチ大画面の「ワイドカラー液晶タッチパネル」を備え、見やすさと使いやすさを高めているのが下位モデルとの主な違い。

最上位モデルとして大画面タッチ液晶を備える

洗濯機内部の手入れまでおまかせ、乾燥時間もより短く

日立の特徴である「らくメンテ」は、乾燥時のホコリや糸くずを次の洗濯運転時に洗い流し、「大容量糸くずフィルター」へ集約することで、乾燥フィルターをなくして手入れの手間を軽減するもの。

新機能の「らくメンテ洗浄」コース(槽洗浄4時間)は、洗濯槽だけでなく乾燥経路(保護フィルター/熱交換器)やドアパッキンなど洗濯機内部をより念入りに手入れできる。そのため乾燥効率の低下を従来よりも抑えられる。

「洗濯槽自動おそうじ」で見えない部分も除菌
「ドアパッキン自動おそうじ」で裏側までシャワーで洗い流す

同コースは、手入れしたいタイミングで運転でき、定期的な実行を推奨。使用状況に応じて操作部で通知する。

乾燥経路まで念入りに洗浄
洗濯槽内にホコリなどがたまってくると、液晶ディスプレイで「らくメンテ洗浄」コースの使用を案内する

そのほかの改善ポイントとして「大容量糸くずフィルター」を、手入れしやすいラウンド形状に変更した。

新形状の大容量糸くずフィルター

「AIお洗濯」は、複数のセンサーを使って自動で適した洗い方や運転時間などを制御する機能。新モデルは洗いやすすぎ、脱水だけでなく、乾燥も制御。乾きやすい化繊衣類が多いときは、化繊に合わせた乾燥制御にすることで運転時間を短縮するように改善した。

乾きやすい化繊衣類が多い時は乾燥時間を短縮

P&Gと共同開発した「アリエール MiRAi 高濃度洗浄」コースを搭載。高濃度洗剤液で洗う日立の「ナイアガラ洗浄」を標準コースより長くすることで、落としにくい食べ物の油汚れに効果的にアプローチ。アリエールMiRAiの洗浄力をさらに引き出すという。このコースは「洗濯コンシェルジュ」アプリのダウンロードコースに追加された。

本体サイズは630×720×1,065mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約93kg。洗濯/洗濯~乾燥時の標準使用水量は94L/約65L、目安時間は36分/約93分(標準コース)、洗濯~乾燥の省エネコース約200分。消費電力量は85Wh/1,150Wh(標準コース)、洗濯~乾燥の省エネコース約680Wh。運転音は34dB/37dB/49dB(洗い/脱水/乾燥)。本体カラーはホワイト。