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新ルンバ「コンボ10Max」モップ自動洗浄で手入れ不要に

Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション

アイロボットジャパンは、水拭きできるロボット掃除機ルンバの最上位モデル「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」を8月30日より発売する。直販価格は197,800円。サブスクの「ロボットスマートプラン+」では月額6,980円で利用できる。

「メンテナンスも簡素化したいという日本の家庭にマッチした」という新たなフラッグシップモデル。2023年9月に発売したRoomba Combo j9+の後継機であり、新たに水拭き用モップパッドの自動洗浄など多機能な「AutoWash 充電ステーション」によって掃除後のメンテナンスまで自動化。「手入れはほぼ不要」としており、毎回フレッシュなモップパッドで水拭き掃除できる。

新たな最上位モデルとして登場した
自動ゴミ収集だけでなく、新たにモップ洗浄と乾燥もステーションで行なうように

「アイロボット史上最高の賢さと自動化」を特徴としており、清掃力もパワーアップ。より効率的で徹底的な清掃を実現。自動で汚れている場所を検知し、集中的に掃除を行なう「ダートディテクト機能」は、カメラセンサーで検知した画像データをもとにゴミを認識することで、汚れの検知能力は従来の最大8倍へと拡大。カメラはこれまで障害物回避に使われていたが、ゴミの検知にまで利用できるようになった。吸引力はRoomba Combo iシリーズの2倍。

多機能なAutoWash 充電ステーション&強力なゴミ検出。秋にMatter対応も

水拭きのパッド洗浄と、乾燥、セルフクリーニング、自動給水、自動ゴミ収集まで可能な「AutoWash 充電ステーション」が大きな特徴。掃除後のメンテナンスを気にすることなく、床をきれいに保てるという。

特徴的な変形するモップパッドで水拭き

充電ステーションには水拭きとパッド洗浄用の給水用3Lタンク、廃水用2.5Lタンクを装備。清掃終了するたびにパッドを洗浄する。充電ステーション奥には高速回転する洗浄用のローラーがあり、ルンバが前後に動いてモップパッドの汚れを落とす。洗浄後の汚水は廃水用タンクに排出され、パッドは送風で乾燥。

パッド洗浄後にはセルフクリーニングを行ない、充電ステーション内の洗浄ローラーや細かいくぼみなどを自動で洗浄して汚れやゴミの蓄積を防ぐ。抗菌素材も使用している。本体への給水も自動で行なう。掃除中に水が不足すると自動で充電ステーションに戻って補充し、中断していた場所から掃除を再開する。

AutoWash 充電ステーションの内部
モップパッドだけでなく充電ステーションもセルフクリーニング

床に密着してゴミを取るゴム製デュアルアクションブラシを備え、微細なゴミやハウスダストも集めるパワーリフト吸引は3段階。

本体底面
水拭きとモップ洗浄の動作

吸引したゴミは、本体のダスト容器から充電ステーション内のAllergenLock紙パックへ排出。最大60日分のゴミを1枚の紙パックに収められる。

AutoWash 充電ステーションのタンクや自動ゴミ収集の紙パック部分

前方のカメラセンサーで検知した画像データをもとにゴミを認識することで、汚れの検知能力を従来の最大8倍へ拡大。人がよく通る廊下や玄関など汚れが多い場所を検知すると、走行回数を自動的に増やして徹底的に掃除する。

ロボット掃除機本体

iRobot Homeアプリを使えば、掃除が全部終わらなくても、トイレなど特定エリアの水拭き後に自動でパッド洗浄をするよう設定可能。トイレやキッチンなど特に汚れているエリアの汚れをほかの場所に持ち込むことが防げる。

アプリ画面。部屋別の汚れが可視化でき、特に汚れている部屋だけ清掃させることも
本体モップパッドの洗浄や、ステーションのパッド洗浄システムのすすぎ洗いなどの操作も

「掃除機がけのみ」「掃除機がけと拭き掃除」に加えて、新たに「拭き掃除のみ」の清掃モードも追加。コンボの特徴であるパッドリフティング機能も搭載。濡れたモップパッドを自動的に持ち上げて、ラグやじゅうたんを濡らすことを防ぐ。

障害物回避のためのPrecisionVisionナビゲーションで、80以上のアイテムを認識。避けるべき対象物をロボットが瞬時に判断して回避する。清掃終了後はアプリに画像が表示され、今後どのように対処するかも指示できる。

回避する対象は、2024年8月時点でコードやケーブル、ペットの排せつ物(犬または猫の固形のフン)、靴やスリッパ、靴下、 ファブリック、リュックサック、衣服、ペットの食器、 猫用トイレ、 ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)、犬・猫など。対象は順次アップデートされる。

高級感を持たせたデザインと、インテリアを選ばないマット調のテクスチャーも採用。充電ステーションは、サイドテーブルとして上に小物も置ける。ロボット本体のデザインもアップデートされ、パッド部分に充電ステーションと同様の凹凸の入ったデザインを初めて採用。パッドリフティング用のモップパッドアームには、耐久性と強度の高い金属を使用。操作ボタンをできるだけ省いたシンプルなデザインとなっている。

上に小物などを置けるデザイン

そのほか、今秋からはスマートホーム規格のMatterにも対応予定。MatterはGoogleやAmazon、Appleなどもサポートする共通規格であり、ルンバが対応することで新たにApple Homeもサポート。具体的な機能は今後明らかになるが、より便利で簡単に、安心して各デバイスを使用できる環境が整うという。2024年10月~12月にソフトウェアアップデートで対応する。

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日本向け特別開発のコンパクトモデルも モップ洗浄を省き手頃に

写真の左がRoomba Combo 10 Max ロボット + AutoEmpty 充電ステーション

同時発表された「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」は、充電ステーションの機能を自動ゴミ収集と充電のみに絞ったモデル。9月6日発売で、直販価格は168,000円。サブスクは対象外となる。

特にサイズやデザイン性にこだわる日本市場に向けて開発されたモデルで、テーブルなどの下にも収まり置き場所を選ばないコンパクトなステーションにより、間取りが少なく、給水はユーザー自身でしたい場合にも適している。

新ルンバを含めたラインナップ同日発表された「Roomba Combo 2 Essential ロボット +AutoEmpty 充電ステーション」も加わり計7モデルに