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東芝からも登場、自動ゴミ収集の掃除機 シートで拭き掃除も!
2024年8月14日 11:05
東芝ライフスタイルがこの夏より発売しているスティック掃除機「VC-SL130DS」。近年のトレンドになりつつある「自動ゴミ収集機」が付属して、ゴミ捨ての回数を減らせるのが大きな特徴だ。
そのほかにも拭き掃除までできるワイパーなどユニークな機能も備えている。これまでのシリーズとは異なる新製品を体験してきたので、そのメリットを紹介する。
主なターゲット層は、忙しく掃除する時間が少ない家庭など。掃除の使用頻度が高く、1回の掃除が短時間で、目につく場所に収納する使い方を想定している。そのため、頻繁に手に取りやすく、インテリアとしてのデザイン性も重視した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は70,000円前後。
落ち着いたマットなくすみカラーのシフォンベージュとアッシュブラックという展開は、これまでのトルネオシリーズとも異なる印象で、本体とDSのカラーも統一。“生活感を出さない掃除機”を目指し、シボによりプラスチック感が少なく、凹凸の目立たないスッキリした外観に仕上がっている。
注目の自動ゴミ収集。紙パック式で手入れも不要に
東芝が新たに打ち出す自動ゴミ収集のDS(ダストステーション)式は、スティック掃除機本体で集めたゴミを自動で吸引して、人によるゴミ捨ての頻度を約70日に1回まで抑えられるという。DSは紙パックで、ゴミやホコリに手を触れることなく、ホコリの飛散も少ないとのこと。
手入れの頻度を少なくできる理由は、本体フィルターに付着した細かいチリを、空気の流れではがしてDS内の紙パックに吸引する「オートエアー洗浄」。本体をDSへ戻すたびに本体のフィルターをリフレッシュできるという。
本体はサイクロン式。「ハイパワーコンパクトモーター」により、軽量化しながら、パワーを従来比約18%向上させている。ダストカップ部分のパーツ数を少なくすることで水洗いして清潔を保ちやすくなっている。
ヘッド部も改良されており、新開発のなめらか自走ヘッドは、床ブラシ底面にある2つの旋回輪で前後左右へラクに走行。横にも移動しやすく、壁際も時短で掃除できるという。グリップ部には滑り止めの突起や、前端/後端の突起で操作しやすくなった。
拭き掃除できる付け替えヘッドがユニーク
新モデルの大きな特徴の一つが、アクセサリーの「吸い拭き2WAYワイパー」。これは市販のフローリングワイパーシートをヘッド部に取り付けて、吸引と拭き掃除が同時にできるものだ。
先端のヘッドを付け替えて、ワイパーシートにのせるだけでブラシがシートを保持し、ヘッドの前方でゴミを吸引しながらシートで拭いていく。キッチンなど油汚れのあるフロアも掃除しやすく、終わったらシートを捨てるだけのため簡単。使うシートは凹凸のない平らな方がヘッドにくっつきやすいが、立体シートなどは側面のスリットに噛ませることでしっかり付けられる。
雑巾などで拭き掃除するのはそれほど頻繁にはしづらい大変な作業だが、日ごろの掃除機掛けと同時に簡単な拭き掃除もできるのは便利。
フロアワイパー派な人にもおすすめ
主に少人数の世帯などでは、普段は掃除機を使わずフロアワイパーだけで掃除していることもあるだろう。一般的なフロアワイパーは、さっと取り出してすぐ掃除できるのが利点だが、吸引の掃除機にシートを付いた東芝の新モデルVC-SL130DSは、大きめのゴミは吸引し、そこで取り切れない細かな汚れをシートで拭きとれるのが大きな違い。シートの枚数を多く使わなくても、一度の掃除で汚れを取り続けられるのはメリットの1つだ。
一方で、一回の掃除にしっかり時間をかけて、じゅうたんなども徹底してキレイにしたい家庭なら、今回のスリムなモデルよりも、従来型のスティック掃除機やコード付きモデルの方が、単純な吸引力や掃除性能などでは有利な部分が多い。
新モデルVC-SL130DSは、部屋になじみやすいデザインの掃除機が欲しい、なるべく掃除やメンテナンスに手間をかけたくないといった人に適しており、これまでフロアワイパー1本で掃除を済ませていた人にも、ゴミ捨ての手間を減らせるなど効率的かつラクに家事の時短を実現する製品といえそうだ。