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パナソニック、消費電力1/3の衣類乾燥除湿機 新エコハイブリッド式

衣類乾燥除湿機 F-YEX120B

パナソニックは、新開発のエコ・ハイブリッド方式を採用した「衣類乾燥除湿機 F-YEX120B」を5月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は71,280円。

2つの冷却機構で除湿する、同社独自の新方式「エコ・ハイブリッド方式」を採用した衣類乾燥除湿機。ハイブリッド方式の従来品「F-YHVX120」と比較し、約1/3の消費電力で運転できるという。ただし、乾燥時間は約2kgの衣類を乾かした場合で約15分長くなる。

ハイブリッド方式の従来品「F-YHVX120」と比較し、約1/3の消費電力で運転できる
除湿機の各方式の特徴

2つの冷却機構は、まず「冷却器」で取り込んだ部屋の空気を冷やし、結露の仕組みで除湿をする。次に冷却器で冷やされた空気を使って、「空冷式熱交換器」で取り込んだ部屋の空気を熱交換し、結露の仕組みで二度目の除湿を行なうという作りになっている。

「冷却器」と「空冷式熱交換器」の2つの冷却機構で除湿する

1年中能力を発揮するために、気候に合わせて風量のバランスを取る機構を採用。室温が高い夏には、バイパス風路を開き、放熱器にも風をしっかり当てて熱を逃す。一方で室温が低い冬には、バイパス風路を閉じることでメイン風路の風量を増やし、冷却器の凍結を防ぐという。

夏(室温が高い時)の機構
冬(室温が低い時)の機構

機能面では、独自の送風技術「ツインルーバー」を搭載。2つのルーバーが異なるスピードでスイングし、洗濯物と洗濯物の間に風をしっかり送る。また幅約165cmに風がしっかり届くワイド送風や、乾燥完了を見極めて自動停止する「カラッとセンサー」など、部屋干しに役立つ機能を備える。

独自の送風技術「ツインルーバー」を搭載。洗濯物と洗濯物の間に風をしっかり送る
幅約165cmに風がしっかり届くワイド送風も備える

さらに独自イオンの「ナノイーX」を備え、部屋干し臭を抑える。部屋干し臭の抑制スピードは従来比4倍を実現し、原因菌も除菌する。

排水タンクに市販のホース(内径15mm)をつなぐことも可能。ホースをつなげば、水を捨てるタイミングを気にせず長時間使用できるとする。

市販のホース(内径15mm)をつなぐことも可能

本体サイズは370×225×583mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約13kg。1日の定格除湿能力は10.5/12.5L(50/60Hz)。除湿可能面積の目安は木造13/16畳(同)、プレハブ20/24畳(同)、鉄筋27/32畳。衣類乾燥時の消費電力は最大205/225W(同)。排水タンク容量は約3.2L。カラーはクリスタルホワイト。