ぷーこの家電日記

第640回

新米の季節がやってきた!  ぬか漬け作りも楽しい

新米の季節がやってきたー!

毎年この時期に書いてしまっているけれど、私はお米が大好きだ。しかもお米が年々どんどん好きになっていく気がする。若い頃はどちらかといえば「肉! 肉!」という感じだった気がするけれど、今は俄然お米。

特に新米の美味しさは格別! いつ食べても美味しいお米が、新米は「え!? こんなに美味しかった?」と美味しさに驚かされる。米をおかずに米が食べられそう。そう、それが美味しい新米なのである(笑)。

去年まで米の急な高騰で、いろいろ混乱していたし、米は通貨みたいな変な空気があって、お米の話題を出すだけで「高いよね」しか返ってこなくて、ただ「お米って美味しい! サイコー!」と声を大にするのが憚られる雰囲気がすごく嫌だった。

今年は逆に価格が暴落していると報道されるたびに、何もかも物価高のなか、米を作るコストも上がっているだろうに大丈夫だろうかと一抹の不安を覚える。「今後も美味しいお米が永年食べられますように」と願いと感謝を込めながら、美味しいお米を味わっているのであります。

10月に入り、今年の新米第1弾25kg届いた。育ち盛りの子がいるわけでもないうえに3食自炊でもないので、我が家ではこれで数カ月分だ。冷蔵庫に全部入るわけでもないので、保存方法に悩みつつも、今まではウォークインクローゼットに米袋のまま入れていたりしたんだけど、先日「アルミの保存袋」を活用する方法を知った。

アルミの保存袋は、空気や光を遮断するので、常温でもお米の鮮度を保てるらしい。「そんな便利なものが!」と、米が大好きなのになぜ調べもしなかったのかと恥じつつ、聞いたその日にAmazonで注文した。そして、保存袋と一緒に脱酸素剤も購入。お米と一緒に脱酸素剤を入れると、さらに鮮度を保てるというのである。

さっそく保存袋に小分けして収納。袋も丈夫でしっかりしているし、来年以降も繰り返し使えそう。「こんな便利なものが! おかげで美味しいお米をずっと美味しく頂ける」とあらためて感動した。

美味しいお米の感動は共有したい!と、ここ数年は新米が届くと、実家にも5kgほどお裾分けしている。今年は単身赴任中の夫にも美味しい新米を送ってあげたい! ということで、米10kgほどを家庭用精米機で粛々と精米した。

10年ほど前に買った精米機はときどき調子が悪くて、やたらと時間がかかるなぁと思ったら、日本酒でも作る気!? というほどの精米歩合になってしまったりする暴走ぶり(笑)。なので、今年から2代目精米機に。

2代目精米機は山本電気の「匠味米」。夫がふるさと納税の返礼品に選んでくれた。1度に精米できるのは5合までと容量は変わらないのだけど、明らかに精米が早いし、精米したお米が熱を持たない。そして、気のせいかちょっと静かな気がする(同時に使っていないので確かではないけれど)。精米機も進化ってするんだ!? と結構感動してしまった。

とはいえ、5合ずつなので10数回に分けて精米しなければいけない。家庭用精米機の連続使用はもともと想定されておらず、連続使用はモーターの加熱や故障の原因に繋がるので避けたほうが良いかなと、途中休ませながら週末丸1日かけて精米して、スイッチを押すだけの私もそこそこ疲れた。

精米すると、大体1割くらいが米ぬかになる。玄米10kgを精米すると、白米9kgで残りが米ぬかだ。今回一度に1kgほどの米ぬかができたので、「よし、ぬか床を作ろう!」と思った。

若い頃に実家から分けてもらったぬか床で、数年ほどぬか漬けを作っている時期があったのだが、長期出張中にカビさせてしまって廃棄した。それ以来、何度思い立って再トライしても、ちゃんとお世話できない呪いにかかってしまったようで長続きしない。完全にぬか床キラーだ。

申し訳なくて「ぬか床分けて」とさえ言えない(笑)。でも、先日友人の家で久々にぬか漬けを食べたらめちゃくちゃ美味しくて、「ぬか漬け作りたい!」という気持ちが膨らんでいた。そういえば、自分で1からぬか床を作ったことはない。

美味しい美味しい推し米の100%のぬか床なんて愛着増し増しでお世話できるんじゃないか!? と思い、さっそく仕込むことに。何年も主がいない、ホーローのぬか漬け容器は収納の奥に眠っていた。ぬかと塩の配分や風味付けの素材なんかは、「はじめる、続ける。ぬか漬けの基本」という本を参考にした。

ぬか床の作り方からさまざまな素材の糠漬け、そしてぬか漬けを使ったレシピなどが載っていて写真も綺麗で、見ているだけでうっとりする。友人宅でチラ見して非常に気に入ってすぐに注文していたのだ。

ぬか床を作ってすぐにぬか漬けができるわけではない。何度か「捨て漬け」という、野菜屑などを漬けて乳酸菌を増やし発酵を促し、塩味を和らげる工程が必要だ。キャベツの外葉などが合うと書いてあったので、外葉欲しさに高騰中のキャベツを買ってみたり(笑)。

すると友人が「市販の糠床の原材料見るとさ、どれにも絶対に茄子の葉って書いてあるんだよね。多分、茄子の葉が相当いいんだと思う」と言っていた。

「マジで? まだ畑に茄子残ってる! 次回畑に行ったら茄子の葉持って帰る!」と、普段は使い道がないい茄子の葉が、ものすごく貴重なものに見えてきておもしろい(笑)。

ぬか床が仕上がったら、いろいろ漬けて毎日サラダ代わりにぬか漬けを楽しもう。そして、ぬか床は容器の半分程度しかなくてもう少し増やしたい。美味しいお米を頂きながら、少しずつ精米した時にぬか床も増やしていこう。

野菜を畑で育ててそれを自分で作ったぬか床で漬けて、自分が作った土鍋で美味しいご飯を炊き、自分で作った器を使っていただく。もうこれは憧れのスローライフじゃん! と感動している。だが、「あれ? これってスローライフってよりも老後生活じゃん!?」なぁんて気付いてしまった(笑)。

内臓の老いとともに、こうした食生活が一番体にとって贅沢で幸せなんだよなぁ。と思いつつ、焼肉なんか食べると「やっぱり肉美味しいー!」ってなるので、内臓もまた、若者でも老人でもない中年期真っ只中だなぁと、ちょっとおかしくなるのでありました。いくつになろうとも新米は極上に美味しいのに変わりはないけど!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。