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バルミューダからホットプレート、料理をエンタメに。上でステーキ切れる

BALMUDA The Plate Pro

バルミューダは、調理家電の新モデルとしてホットプレート「BALMUDA The Plate Pro K10A-BK」を10月12日より発売する。価格は42,900円。予約は9月14日より受け付ける。

高い蓄熱性の厚さ6.6mmプレートと、プロの焼き上がりを叶えるという正確な温度制御を特徴とする。肉などの食材を置いても温度が下がり過ぎずに熱を伝える。

プレート上でナイフや金属ヘラも使える表面の強度も特徴。あえてプレートの端にはフチを設けておらず、調理の過程が周りから見えやすくなっている。プロのようにプレート上でカットしたステーキなどをサーブでき、家の料理をエンターテインメントとして楽しくする狙いもある。

6.6mmの極厚プレートを採用

一般的なプレートの約2倍とする6.6mmの「クラッドプレート」を採用。熱容量が大きいステンレスと熱伝導性の高いアルミニウムを組み合わせた3層クラッド構造で高い蓄熱性を持たせ、食材へムラなく均一かつ理想的に熱を伝えるという。ステンレス2層の厚さは各0.8mmで、アルミニウムの層は5mm。

3層のプレートで高い蓄熱性を持ち、均一に熱を伝える
プレート部分の断面。上下がステンレス、中央がアルミニウムで構成
ヒーター部分

一般的なホットプレートは食材をのせることで温度がぶれやすいのに対し、BALMUDA The Plateは、温度を正確にコントロールして5℃以内の変化に留める。温度が上昇/下降する動きを検知して予測しながら、設定温度よりぶれないように細かく制御するという。220℃を超えた場合に発生する油煙も、正確な温度制御により過度な加熱を防ぐことで抑える。

温度の大きなブレを防ぐ

温度設定は220℃/200℃/180℃/160℃の4段階。ツマミで温度を選ぶと「POWER」インジケーターが点滅し、設定温度になると点灯へ切り替わる。

メニューと温度の目安は、220℃が焼肉、焼きそば、たこ焼き。200℃がステーキ(牛肉)、ハンバーガー、お好み焼き、魚介類のソテー、野菜のソテー。180℃がステーキ(鶏モモ肉)、餃子、ガーリックライス、160℃がホットケーキ、クレープ。プレートが厚いため、220℃まで達するのに必要な時間は14分前後。

温度調整ツマミ
バルミューダの岡嶋伸忠シェフが焼いた「サーロイン・ステーキ」
作る過程の姿も絵になる「ライブ・チーズバーガー」
BALMUDA The Plate Proでエビを調理。表面はしっかり焼けていても中は水分たっぷりのぷりぷり食感だった
調理メニュー例

プレート上で金属ターナーやナイフを使える高い強度も実現。プレート上でまるでプロのようにカットとサーブができる。

実際に肉などを焼いてみると、他社のフッ素加工のプレートなどに比べて小さな焦げは付いたものの、ヘラで気兼ねなくこそげ取ることができるため、大きなストレスなく使えた。オリジナルデザインの金属製ヘラも付属する。

プレート上でナイフや金属ヘラも使える高い強度
付属する金属ヘラ。肉の厚みを測れる目盛り付き

クラッドプレートは取り外して金たわしやメラミンスポンジで洗える。サビ防止加工も施している。このプレートの耐用年数は特に設定していないが、プレート部分だけを後からオプションで買うこともできる。

プレート部分を外したところ
金たわしでゴシゴシ洗える
プレート周囲の油受けも外して洗える

本体サイズは573×334×88mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.2kg。消費電力は1,120W。電源コードの長さは約3m。

別売で、本体とプレート、ヘラを収められる「専用ケース」も用意する。立てかけて収納もできるこのケースの価格は3,960円。バルミューダオンラインストアなどバルミューダ各店でBALMUDA The Plate Pro本体を購入すると、数量限定でこのケースが特典としてプレゼントされる。

別売ケースへの収納時

そのほか、フチ付きのプレート「Griddle&Cover」(8,800円)や、たこ焼きプレート「Takoyaki Plate」(6,050円)も別売で用意する。これらのプレートはアルミダイキャスト製でフッ素加工されているため標準の極厚プレートとは異なるが、プレートによって変わる温度変化の仕方に応じて、どのプレートを装着しても温度のぶれを抑えて加熱できるように本体側が設計されている。

フチ付きのプレート「Griddle&Cover」
たこ焼きプレート「Takoyaki Plate」
たこ焼きプレートや専用ケース