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シャープの“猫が逃げなかった”静かな掃除機が進化して登場
2023年7月26日 11:00
シャープは、運転音を抑えたコードレススティック掃除機「RACTIVE Air POWER」と「RACTIVE Air」の計3機種を8月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は73,000円~99,000円前後。
サイクロン式のコードレススティック掃除機で、2022年に発売した「EC-SR8」が持つ静音性能を、普及モデルの「RACTIVE Air POWER EC-PR9」と「RACTIVE Air EC-AR9」にも採用したのが大きな特徴。
新たな最上位機となる「RACTIVE Air POWER EC-SR9」は、前モデルのSR8よりもさらに静かになり、RACTIVE Air史上最強パワーと低騒音化を両立させた。店頭予想価格は、EC-SR9が99,000円前後、EC-PR9が88,000円前後、EC-AR9が73,000円前後。
“猫が逃げなかった”静音性をさらに進化
2022年モデルのSR8は「近くで掃除をしても猫が怖がったり逃げたりしなかった」ことを紹介したシャープ公式Twitterの動画も注目された。この動画は179万回再生されたという。
(ネコ飼いの人へ)おわかりいただけただろうか・・・pic.twitter.com/oak6BwRQQQ
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP)April 26, 2023
この静音性は、モーター音や排気音、駆動音を抑えるノイズリダクション設計により実現したもので、新モデルEC-SR9は、遮音と防振の性能をさらに向上させて低騒音化した。運転音は約52dB~60dB。
モーターを覆う遮音カバーと、防振材でモーター音を抑え、排気を整流して排気音も低減する「ファンネルサイレンサ―」が進化。モーターカバーの外周に遮音性の高い防振材を新たに配し、防振材の硬度も見直して実感音(人が実際に聞こえる音の大きさ)を低減した。2021年モデルSR7比では実感音を約37%カットしており、SR7からSR8への進化時は約36%カットだったため、さらに静音性が高まったことになる。SR8と同様に、外部機関の「QUIET MARK」認証も引き続き取得している。
普及モデルの「RACTIVE Air POWER EC-PR9」と「RACTIVE Air EC-AR9」にも、モーター音を抑える「遮音防振構造」や駆動音を抑える「ダンピングコントロール」を採用した。PR9とAR9の運転音は約57dB~64dB。
EC-PR9は上位機のSR9と同等の軽量高出力モーターを備えているため、パワーを求める場合はSR9またはPR9を、パワーと静音性の両方で最高レベルを求めるならSR9を選ぶ形となる。SR9には、髪やペットの毛が絡みづらいという「からみにく~いサイクロン」を搭載している。AR9は1.2kgという軽さが特徴。
ブラシは毛が絡みにくく、端まで届く
ヘッド部は、SR9とPR9に「パワフルスリムヘッド」、AR9には「コンパクトスリムヘッド」を採用。壁際までブラシが届きやすい「端までブラシ」となっているほか、ブラシなどのアタッチメント交換がかがまずに立ったまま行なえる「新スグトル構造」となっている。
そのほか、SR9/PR9/AR9共通の仕様として、「からみにく~いブラシ」や、着脱式のバッテリー、テーブルやイスに立てかけやすい「ちょいかけフック」を継承している。
付属スタンドは、設置面積がこれまでよりも約8%コンパクトになったほか、新たにノズルなどの付属アタッチメントを収納できるスペースも3カ所用意した。台には再生プラスチックを使用している。
標準ヘッド利用時の運転時間は、SR9が約15分/35分/45分(強/自動/標準モード)、PR9が約12分/28分/36分(同)、AR9が約11分/28分/40分(同)。充電時間は、SR9が約100分、PR9が約80分、AR9が約100分。
本体サイズと重量は、SR9が221×267×1,030mm(幅×奥行き×高さ)、1.7kg。PR9が221×250×972mm(同)、1.6kg。AR9が209×227×957mm(同)。カラーは、SR9とAR9がホワイト系とブラック系の2色、PR9がブラック系のみ。
集じん容積は、SR9が0.3L、PR9が0.2L、AR9が0.13L。SR9には、ワンタッチでゴミ捨てできる「そこポイ」を備える。
SR9の付属品は、すき間ノズル、ハンディノズル、クリーニングブラシ、スタンド台、スグトルブラシ、ツールホルダー、コンパクトふとん掃除ヘッド、はたきノズルなど。
PR9とAR9は、すき間ノズル、ハンディノズル、クリーニングブラシ、スタンド台、スグトルブラシ、ツールホルダーなどが付属する。