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バッテリーで動くポータブルエアコン。20%小型化、暖房も

ポータブルエアコン「WAVE 2」

EcoFlow Technology Japanは、屋内外で使えるポータブルエアコン「WAVE 2」を5月10日に発売する。価格は143,000円。EcoFlow公式サイトでは4月26日より先行予約を受け付ける。

別売のバッテリーパックやソーラーパネルを接続すれば、アウトドアでも使えるポータブルエアコン。2022年発売の初代モデル「WAVE」と比べパワーが向上し、サイズは約20%コンパクトになった。新たに暖房機能も搭載する。アウトドアだけでなく家の中でも、エアコンのない部屋でスポットエアコンとして使うことなどを想定している。

同社が初代モデル購入者を対象に行なった調査では、「サイズが大きい」「重い」「排気の音が大きすぎる」といった不満の声が聞かれた。新製品はこれらを克服し、家の中でも外でも、より使いやすいようにアップグレードされている。

初代モデルは「サイズが大きい」といった不満の声が挙がっていた
初代モデル(右)と比べて20%小型化
冷却能力などもアップグレードした

冷却能力は従来の1,200Wから1,500Wにアップ。10m2以下の空間を約5分で10℃下げるという。暖房能力は1,800W。

「急速モード」のほか、バッテリーの消費を抑えて長く使えるようにする「省エネモード」、静かに運転する「おやすみモード」を用意し、専用アプリから操作可能。アプリでは冷暖房の切替や温度設定の変更もでき、リモコンのように使える。

別売の着脱式バッテリーパック(110,000円)は容量1,159Whで、最長8時間の連続運転が可能。このほか、AC電源/ソーラーパネル/シガーソケット/ポータブル電源からの給電が可能で、使用シーンに合わせて柔軟に対応できる。

スマホから操作できる
本体下部の黒い部分が着脱式バッテリー

従来から約20%小型化し、重さは3kg削減したことでさらに持ち運びやすくなった。また運転音も63dBから48dBへと低減し、家の中であっても音を気にせず気軽に使えるようにしている。このほか、冷媒は欧州などで使われ始めている、環境配慮型のR290を新採用。

女性でも簡単に持ち運べる重さ

冷房運転時に発生するドレン水は熱交換の際に蒸発させるため、こまめに排水する必要がないという。また本体のタンクいっぱいにドレン水が溜まると、自動的に運転を停止する安全機能を備える。

本体サイズは297×518×336mm(幅×奥行き×高さ)。重さは14.5kg。車中泊などで使用する際に、窓から排気できるようにするダクトとウレタン窓枠が付属する。別売の着脱式バッテリーのサイズは272×515×92mm(同)。

車内での使用イメージ
排気ダクトとウレタン窓枠が付属

このほか、最大3,000m2の範囲を手入れできるロボット芝刈り機「BLADE」も発表された。日本での発売は未定。

日本未発売のロボット芝刈り機「BLADE」