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パナソニックの「ななめドラム」は生産累計500万台に
2022年11月30日 16:05
パナソニックは、ななめドラム洗濯機と同洗濯乾燥機の国内向け生産累計台数が500万台を達成したと発表した。
同社が、静岡県袋井市の工場でななめドラム洗濯乾燥機を生産開始したのは2003年のこと。ななめドラム洗濯乾燥機は、回転軸を約30度傾斜させた機構のドラム方式の採用により、お年寄りや車椅子を使用している場合でも、楽にドラムの底まで手が届き、簡単に衣類の出し入れができるユニバーサルデザイン(UD)だという。また、水平ドラムの場合と同じ水位に保ちながら、洗濯時の節水を実現。ドラム式洗濯機が日本で普及するきっかけとなったとする。
また2005年には、ヒートポンプ乾燥機能を世界で初めて搭載。水道水を用いて水冷除湿を行なう従来のヒーター乾燥と比べて、消費電力量や水の使用量、乾燥時間を短縮。同社従来機種と比較して約半減させ、大幅な性能の向上を実現した。
その後も、数々の業界初の機能を採用。例えば「エコナビ」やヒートポンプユニットの上部配置を実現した「エコヒートポンプエンジン」の搭載、2017年には「液体洗剤・柔軟剤自動投入」や「スマホで洗濯」アプリ連携機能を搭載。そのほか自動投入機能は2021年に、業界初のおしゃれ着洗剤タンクを採用した「トリプル自動投入」へと進化し、好評を博しているという。
また、2015年には、業界初のキュービックフォルム採用によりサニタリー空間との調和と機能性を両立した「Cuble」を発売。機能面の進化だけでなく、ライフスタイルや生活空間の変化に対応した提案を通じてユーザーのニーズに応え、市場拡大をリードしてきたとする。