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シャープの「家電を買わないサブスク」ホットクックと産直の肉や海産などセット
2022年11月11日 15:30
シャープは、水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」のレンタルに、オンライン料理教室と産地直送食材の送付を組み合わせたサブスクリプションサービスの実証実験を12月1日に開始する。サービス期間は12月1日、2023年1月1日、2月1日のいずれかから6カ月間で、価格は1カ月あたり2,800円(食材送料別)。
12月1日開始分の受付は、11月11日から11月25日まで産直サイト「ポケットマルシェ」の専用サイトで受け付ける。
ホットクックを購入せずレンタルで使用しながら、シャープが毎月1回実施している「ヘルシオ教室(基礎編)」を受講でき、ポケットマルシェが選んだ食材やシャープ監修のホットクック専用レシピが毎月届くサービス。家電レンタルサービスのレンティオと、ポケットマルシェを運営する雨風太陽と共同で、期間限定で実証実験を行なう。家電レンタルに食材配送や料理教室を組み合わせたことで、食を通じた体験の機会を提供する。
なお、家電レンタルと食材を合わせたサブスクとしては、パナソニックが「foodable(フーダブル)」を2021年から実施している。ご飯ソムリエが選んだ銘柄米と炊飯器レンタルを組み合わせたものや、ブーランジェリーのメゾンカイザーと日清製粉が共同開発したパンミックスなどとホームベーカリーがセットになったプランなどを月額制で提供。「家電を買わずにレンタルする」だけではない、新たな仕組みの選択肢が広がりを見せている。
食材に合わせてほったらかしで最適調理。気に入ったら家電買取も
シャープが新しいサブスクサービスでレンタルするホットクックは、2021年9月発売の最新機種で、2~6人用の「KN-HW24G」もしくは2~4人用の「KN-HW16G」。いずれの機種でも料金は同額となる。ホットクックは、レシピを設定すると自動で食材を混ぜ、火加減を調節して料理を作る。食材を混ぜる「まぜ技ユニット」は、ジャガイモなどの食材をつぶしたり、卵をかき混ぜたりすることも可能だ。
6カ月のサービス終了後は、そのままレンタルを継続、もしくは買取、返却の3通りから選べる。レンタルを継続する場合はレンティオと再契約することで、KN-HW24Gは月額2,500円、KN-HW16Gは月額2,200円で使用できる。再契約後に24カ月レンタルを継続すると、製品の所有権は契約者のものとなる。
ポケットマルシェからは毎月1品の食材を送付する。12月1日からのサービスでは、12月に青森県十和田市で生産された「とわだ牧草短角牛」(冷凍400g)を配送予定。そのほか、「新たまねぎ」「白金豚」「陸奥湾のボイルほたて(冷凍500g)」などを例に挙げている。ポケットマルシェの食材に合わせて、シャープ監修のホットクック専用レシピも配送する。
オンライン料理教室「ヘルシオ教室(基礎クラス)」の受講は、月1回、全4回分がサービスに含まれている。通常は1回あたり500円で提供している。教室の内容は「煮物」「カレー・シチュー&スープ」「ゆで物・蒸し物・めん類」「発酵・低温調理・お菓子・その他」。ライブ配信のため、チャットでリアルタイムで講師へ質問できる。