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ツインバードが社名変更。「中が見える」冷蔵庫を発売

ツインバードの野水重明社長

ツインバードは20日、社名を変更するとともに新たに中型冷蔵庫の市場に参入すると発表。「背伸びせず使える冷蔵庫」と「中身が見える冷蔵庫」を11月8日に発売する。

2021年に創業70年を迎えた同社は、従来の「ツインバード工業株式会社」から2022年10月より「株式会社ツインバード」に変更した。「家電メーカー」から、ものづくりのプロ集団として豊かな暮らしを提供する「ライフスタイルメーカー」への転換と進化を図る。非家電の製品やサービス分野にも拡大する。

社名変更の背景について野水重明社長は「大きな変化ではないかもしれませんが、(ものづくりの町である)燕三条地域にいる私たちにとって“工業”を取るのは大きな決断だった。(ブランドプロミスとして掲げる)心にささるものだけを、もっともっと生み出していきたい」と説明している。

株式会社ツインバードに社名変更

【訂正】初出時、変更後の社名を誤っていました。お詫びして訂正いたします(13時25分)

新冷蔵庫は手が届きやすい高さ165cm。ドアを閉めても中が見えて経済的

少人数世帯の増加に合わせて、ツインバードは新たに中型冷蔵庫市場に参入する。

いずれも定格容量354Lのサイズを確保しながら165cmを切る高さで、小柄な人の目線にも合わせやすくしたのが特徴。このサイズで初とする左右両開きのフレンチドアを採用する。

「背伸びせず使える冷蔵庫」(左)と「中身が見える冷蔵庫」(右)

「背伸びせず使える冷蔵庫 HR-E935W」は、腕が奥まで届くように、クラス最薄という設計を採用し、食品をスムーズに取り出せるという。

「中身が見える冷蔵庫 HR-EI35B」は右側のドアにハーフミラーを採用。ドアを閉じた状態でもワンタッチで中を見ることができ、ドアポケットにペットボトルなどの物があっても中の3段の棚が見えるという。確認するためにドアを開く必要がなく省エネになるほか、食品ロスの防止にもつなげられる。

扉を開けずに中身が分かる