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パナソニックの炊飯器が機能アップデート。金芽米コースに対応

炊飯器の最上位モデルに「金芽ロウカット玄米」「金芽米」専用コース追加

パナソニックは、圧力IH炊飯器の最上位モデル「SR-VSX1」のソフトウェアを6月22日にアップデートした。新たに、「金芽ロウカット玄米コース」と「金芽米コース」が使用可能になった。

SR-VSX1は2021年6月発売の製品で、IoTに対応。スマートフォンアプリ「キッチンポケット」と連携させると、購入後でも機能を追加できる。今回は、東洋ライスの「金芽ロウカット玄米」と「金芽米」専用のコースを追加した。同コースは東洋ライスと共同開発したもので、2016年以降、専用コースを搭載した製品も発売している。

金芽ロウカット玄米は、玄米の表面にある「ロウ層」だけを取り除き、玄米の栄養素を保ちながら白米のような食べやすさを追求したもの。事前に1時間ほど浸水させることで、玄米ながら白米用の炊飯コースで炊ける。

通常の「白米銀シャリふつうコース」で金芽ロウカット玄米を炊飯する場合は吸水も含め約108分かかるが、専用コースは吸水がいらず、約65分で炊き上げられる。前炊き工程では高温で長時間、浸漬を行ない、吸水を促進する。炊き上げ工程の時間は伸ばして玄米の殻を破り、沸騰工程では「おどり炊き」の技術で複数回加減圧する。蒸らしでは長時間加圧して糊化を促進し、食べやすい柔らかさにする。

金芽ロウカット玄米
事前の浸水なしで炊ける

金芽米は、米の栄養やうまみ成分が多く含まれるという「亜糊粉層(あこふんそう)」を残した無洗米で、1時間ほど浸水させることでよりおいしく炊けるという。専用コースでは、通常の無洗米コースに比べて低温で長時間浸漬することで、吸水を促す。緩慢昇温や加圧時間も長くすることで、事前の浸水がなくともやわらかく炊けるようにした。

金芽米