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ヤーマンから初の電動シェーバー。美顔器のRF技術で温かリラックス

HOT SHAVE YJEC0

ヤーマンは、 日本初となるRF(ラジオ波)を搭載して肌を温めながらヒゲを剃れる電動シェーバー「HOT SHAVE(ホットシェイブ) YJEC0」を、6月7日より発売する。価格は44,000円。

男性の美容意識の高まりを受けて2018年に発売したウェアラブルEMS美顔器「メディリフト」シリーズなどに続いて製品化した、同社で初となる電動シェーバー。

毎日のヒゲ剃りをしながら、美顔器に使われているRF技術によりヒゲと肌を温めて、深剃りと同時にエステケアも可能にするという“温剃り(おんぞり)”を提案。「まるで蒸しタオルで肌を温めるような心地よさのRFで、忙しい朝にリラックスできる」という。本体はIPX7防水仕様で、風呂での使用や丸洗いもできる。

回転式の刃を採用

理髪店などプロによるシェービングは、剃る前に肌を温める点に着目。RFが水分に反応して肌の深部(角質層)まで素早く温め、水分を吸収しやすい肌の状態に整える。水分を含んだ肌は弾力性が上がるためシェーバーと肌との密着度が高まり、優しく深剃りできるという。

敏感な肌への利用を考慮して、刃は回転式を採用。厚さ約0.85mmの薄刃と毎分約2,500回のシェービングで肌へかかる圧力を分散し、根元からヒゲを鋭くカットする。フレキシブルな6軸の可動ヘッドとRFの温感で肌に密着し、過度に肌に押し当てなくてもスムーズに剃れるという。

動作モードは、基本となるRFシェーバーモード(シェービング+美肌ケア)、RFを使わないシェーバーモードを用意。剃る前にシェービングフォームまたはシェービングジェルを顔にまんべんなく塗布して水分を含ませる。剃る際は本体のヘッドを肌にあて、小さく円を描きながら動かす。

本体に2つのボタン、下が電源で長押しすると動作開始。上はモード変更でRFのオンオフができる

剃らずにRFだけを利用するRFモード(美肌ケア)も用意するため、一緒に住む家族など女性も使える。化粧水などを顔に塗った後、ヘッドを肌にあててスタンプを押すように「押しあて→離す→移動」を繰り返す。使用の目安は半顔約3分/1回約6分。

本体サイズは約65×65×185mm(幅×奥行き×高さ)、重量は255g。付属品はトリマー、ヘッドカバー、お掃除ブラシ、ACアダプター。刃の交換はヘッド部ごと行ない、交換品の価格は15,000円。

着脱できるヘッド部。ヒゲがたまってきたらブラシで掃除
ACアダプターから専用端子経由で充電する

リラックスできる温かさを体験、肌年齢にさっそく効果も

発売されたばかりのHOT SHAVEをさっそく体験してみた。市販のシェービングフォームを付けて水分を含ませた後に、刃を肌にあてる。力を入れなくてもスムーズに動き、目立った剃り残しもなかった。

大きな特徴であるRFの温感は、肌にあてた瞬間に分かる。筆者は普段理髪店で蒸しタオルをかけた後に剃ってもらっているため、その心地よさが手軽に電動シェーバーでもできたのがよかった。

サーモグラフィを見ると、HOT SHAVEをあてた頬だけが数秒で赤くなり、温まったのが分かる

HOT SHAVEで剃る前と後で肌年齢をチェックしたところ、「透明感」「うるおい」「キメ」「シミ」それぞれの値が改善。剃る前の測定では実年齢よりも+3で落ち込みそうになったが、剃った後は実年齢と同じになって少しだけ安心した。うるおいについては剃った後に化粧水をつけた効果もあると思うが、個人的には見た目の変化だけでなく、ほぼ毎日しなければならないヒゲ剃りの作業がリラックスできる時間になりそうなことが、大きなメリットだと感じた。

肌年齢が少しアップ