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日立、新米の水加減を気にせず炊けるIH炊飯器
2022年6月2日 14:05
日立グローバルライフソリューションズは、5.5合炊きのIHジャー炊飯器「ふっくら御膳 RZ-W100FM」を7月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は88,000円前後。
京都の老舗米屋・八代目儀兵衛の職人の技を取り入れ、粒の輪郭と米の甘みが際立つ「外硬内軟(がいこうないなん)」を実現した炊飯器。新たに、新米をいつもの水加減でおいしく炊ける「極上新米」コースを搭載した。
最高1.3気圧の圧力と最高107℃の高温スチームで炊き上げる独自の炊飯方式「極上ひと粒炊き」に極上新米コースを追加。新米を炊くときは、いつもと同じ水加減だと柔らかくなってしまうという声を受け、新コースを開発した。
八代目儀兵衛では季節によって変わる米の特性に合わせて火入れを変えているとし、食感を出すために火力を上げ、ごはん表面の水分を飛ばしハリツヤを出す職人の技を取り入れた。圧力加熱のかけ方を工夫して火力を変えながら、浸しやスチーム蒸らしの時間を調整することで、新米もいつもの水加減で外硬内軟に炊き上げるという。
「極上」ボタンを備え、食感を「しゃっきり/ふつう/もちもち」の3段階から選択可能。極上コースは白米/無洗米だけでなく、雑穀米や玄米、麦ごはんにも対応する。このほか0.5~2合を炊くのに適した「少量炊飯」コースも用意。
ごはんをしっとり保つ「スチーム保温」のスチーム放出時間もアップ。炊飯中に発生する蒸気を溜めておき、保温時にスチームにして送り込む同機能において、本体に溜める水分を増やし、スチームを送り込む時間を長くしたことでごはんをよりしっとり保つとする。従来品(2021年発売RZ-W100EM)のスチーム放出時間が「約1~2時間×3回」だったのに対し、本機は「約4~4.5時間×3回」となった。保温時間は最大40時間。
炊飯中の蒸気がほとんど出ないという「蒸気カット」仕様により、スライド式の棚の中で使用しても蒸気がこもらないため、置き場所に困らないという。
本体サイズは248×302×234mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6kg。炊飯時の消費電力は1,400W。自立式しゃもじ、計量カップが付属する。本体カラーは漆黒。
極上新米コース非搭載の5.5合炊きIHジャー炊飯器「RZ-V100FM」も同時に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は60,000円前後。極上コースの食感炊き分けは白米/無洗米のみに対応し、スチーム保温時間は最大24時間。本体カラーはフロストホワイトとフロストブラック。