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ジヤトコ、電動アシスト自転車事業を拡大

次期型モデル「GA45」

ジヤトコは、開発中の電動アシスト自転車用ドライブユニットについて、ドライブユニットの単体供給だけでなく、バッテリーやコントローラーなど、電動アシスト自転車に必要なトータルシステムを供給できる体制を整えると発表した。

さらに、小型化・高出力化を目指した次期型モデル「GA45」と、変速機にCVT(無段変速機)を採用したコンセプトモデル「GA-X Concept」の2つを公表。電動アシスト自転車に関する事業領域の拡大を図るとする。

CVTコンセプトモデル「GA-X Concept」

同社は、自動車分野で50年以上にわたって培ってきたギアの技術や、電動パワートレインの技術を生かし、電動アシスト自転車用ドライブユニット「GA30」の開発や、生産準備を進めている。このドライブユニットは、モーターと3段変速機構を一体にした2-in-1ユニットとして、2025年度中にホダカから発売される電動アシスト自転車への搭載が予定されている。

今後は、ドライブユニットだけでなく、電動アシストに必要なハードウエア、ソフトウエアを含めた駆動トータルシステムを提案できるよう、自転車メーカーごとの要望に応じて適合開発を行ない、システム全体の品質保証をしていくという。

次期型モデル「GA45」は、「GA30」の後継機種として、小型化と高出力化の両立を目指し、2027年の商品化を目標に開発が進められている。「GA-X Concept」は、CVT制御技術を応用したコンセプトモデルで、より高いトルクに対応するとともに、搭載位置を自転車のセンター(ペダル位置)とすることで、「GA30」や「GA45」と異なるタイプの自転車への搭載を想定している。

電動アシスト自転車用ドライブユニットのラインナップ