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シャープ、部屋干しのラック下に置ける小さな衣類乾燥除湿機
2022年3月24日 11:00
シャープは、部屋干しに使えるコンパクトな「プラズマクラスター衣類乾燥除湿機 CV-P60」を4月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は37,000円前後。除湿可能面積の目安は7~14畳。
ヒーターを使用することで冬場にも強いデシカント方式の除湿機で、物干しラックの下にも置ける高さ約32cmのコンパクトサイズが特徴。従来モデル「CV-N71」などに比べて高さが約38%低くなった。
梅雨時だけでなく、部屋干しによる年中の使用を想定。共働きや少人数世帯の増加などを背景に、除湿機は年間ベースで市場拡大が見込まれている。同社調査では除湿機への不満として「本体サイズ」と「乾きムラ」が多かったことや、部屋干し時に使用するものとして「物干しラック」が多く挙げられていたことから、厚手の洗濯物が多い冬の時期も部屋干ししやすくするため、ラック下に置いて効率的に乾かせるコンパクトなモデルを投入する。
物干しラックの下に置けることで、ラック前に設置する方法に比べて奥の洗濯物にも風が届きやすく、洗濯物2kg(Tシャツ3枚、Yシャツ2枚、パジャマ1組、下着7枚、靴下2足、タオル3枚)の衣類乾燥スピード約99分を実現。使用後も移動して収納する必要がなく、ラックの下へ置いたままにできる。
本体の高さを抑えるために、熱交換器や除湿ローター、PTCセラミックヒーターなどの主要部品は縦向きではなく横向きに配置した。
送風部は、本体上部に除湿した風を届ける360度の全周吹き出し構造。ファンから横向きに吹き出す風を周囲のケーシングで整流し、ルーバーにより向きを制御して外に出す。
生乾きのニオイや付着カビ菌などへの対策として「プラズマクラスター7000」を搭載。「衣類消臭運転」を選ぶと帰宅後のスーツやコートに付いた汗やタバコの付着臭など、家庭で洗濯しにくい衣類のケアにも利用できる。プラズマクラスターの適用床面積の目安は約8畳。
約240μmという目の細かい「ホコリブロックプレフィルター」を搭載し、本体内部へのホコリの侵入を抑制。排水タンクは取っ手付きで引き出しやすく、内部の凹凸を少なくすることで手入れが簡単にできるようにした。
運転モードは衣類乾燥、除湿(自動)、衣類消臭の3種類。外出時や就寝時にも使いやすくするため、転倒自動停止装置や、切り忘れ防止のための12時間オートオフ機能も備える。