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エアコンで部屋を上手に暖めるコツは? 節電ポイントも紹介
2021年12月23日 19:05
雪が降ったら室外機の周りをチェック
エアコンの使用前には、まず室外機周辺をチェック。室外機周辺に物を置き吸込口と吹出口を塞いでしまうと、熱交換するための空気が流れにくくなり、エアコンの効率が低下するという。
室外機に物を置いている場合は片付け、吸込口と吹出口がホコリや落ち葉などで目詰まりしている場合は、ほうきなどで掃除する。また、積雪によって室外機の吸込口と吹出口が塞がれた場合も効率が低下するため、エアコンの運転を停止させたうえで、室外機周辺の除雪をするよう呼びかけている。
フィルターのこまめな掃除で節電
室内機のエアフィルターがホコリなどで目詰まりすると暖房能力が弱まり、約5~10%の電気をムダ使いすることになるという。同社は2週間に1回のフィルター掃除を推奨。その際、エアフィルターを付け忘れると、エアコン内部が汚れて故障の原因になるため注意する。
エアコンの上手な使い方
同社はエアコンで上手に部屋を暖めるポイントとして、以下の7つを挙げている。
1.室内温度は適温に設定し省エネに
暖めすぎは電気のムダ使いにもなるため、室温は適温に設定する。環境省は冬の暖房時の室温は20℃を目安として推奨しているという。なお、設定温度を1℃低くすると約10%の省エネにつながるとする。
2.温風は下向きに
風向を調節して、室温がムラにならないようにする。暖房時、温風は下向きに吹き出すようにすると部屋の温度が均一になりやすいという。また、暖かい空気は部屋の上方にたまりやすいため、サーキュレーターを併用して空気を循環させるのも効果的としている。
3.省エネには「風量自動運転」
運転開始時に風量を「弱風」「微風」にすると、設定温度に達するまで時間がかかり電気をムダに消費する場合があるという。同社は、省エネには運転状態に合わせて最も適切な風量に設定される「風量自動運転」を推奨する。
4.こまめなON/OFFより、温度設定で調節
部屋が適温になったら、ON/OFFを繰り返すよりも設定温度を調節して適温を維持することで電気のムダな消費を抑えられるとする。
5.タイマー機能を活用
就寝時などはタイマー機能を活用。必要なときだけ運転し、電気のムダを省く。
6.湿度を調節する
湿度が上がると体感温度が上がるため、加湿器などを利用して部屋の湿度を上げることで、低めの設定温度でも快適に過ごせるという。
7.カーテンやブラインドを開けて部屋を暖める
晴れた日中は日光を取り入れて部屋を暖めると、暖房効率が上がり、夜間はカーテンやブラインドを閉めることで熱のもれを防げるとしている。