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フィリップス、3,000円台の乾電池式電動歯ブラシ「Philips One」。手磨き感覚で磨ける

Philips One

フィリップス・ジャパンは、乾電池式の電動歯ブラシ「Philips One」を11月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,400円前後。

乾電池式の電動歯ブラシ

同社が従来から展開している充電式電動歯ブラシは高価格帯が多く、主な購買層は30~50歳代。今回新たに、持ち運びしやすく「おしゃれでかわいくシンプルなデザイン」のエントリーモデルを発売することで、10歳代後半から20歳代前半が手磨きから電動歯ブラシに切り替えるきっかけを与えるという。

1分間に13,000ストロークのマイクロ振動で、手磨きのようにブラシを動かして磨ける。ブラシはソフトな毛先で歯や歯ぐきにフィットし、優しく磨けるという。2分で自動停止する機能と、30秒ごとにビープ音が鳴るカドペーサー機能を備え、口腔内を一定の間隔で均等にブラッシングできるようにした。

乾電池は単四形アルカリ乾電池1本を使用し、2分間のブラッシングを1日2回した場合で約3カ月使用可能。ブラシの使用期間の目安も3カ月のため、電池が切れた際にブラシも同時に交換できる。

本体カラーはサンゴ、マンゴー、ミント、ミッドナイトブルーの4色で、同色のトラベルケースが付属する。ブラシはPhilips One専用ブラシとなっており、他の色のブラシを取り付けることも可能。好みの色の組み合わせを楽しめるという。替えブラシは2本入りで価格はオープンプライス。店頭予想価格は1,300円前後。

本体サイズは約16.5×21×202mm(幅×奥行き×高さ)で、電池を除く重さは約27g。単四形アルカリ乾電池が付属する。ソニッケアーの充電式電動歯ブラシとの互換性はない。

単四形アルカリ乾電池1本を使用
同色のケースが付属
異なる色のブラシを付けて楽しめる

軽量のため手磨きのように磨ける

11月2日に原宿で開催した発表会では、同社パーソナル事業部の上村泰子歯科衛生士が、Philips Oneでの歯の磨き方をレクチャー。ソニッケアーの充電式電動歯ブラシが1分間あたり約31,000ストロークするのに対し、Philips Oneは1分間に13,000ストロークと振動が少ない。そのため、ブラシを歯に当てて磨く充電式に対して、Philips Oneでは手磨きのようにゴシゴシと磨くのが正しい方法という。

充電式に比べて1分あたりの振動は3分の1ほどだが、手磨きと比較すると多い

ブラシの持ち方は、ペンのように持つ「ペングリップ」が適しているという。また、歯垢の溜まりやすい下の前歯の裏を磨くときは、歯ブラシを真下に向けた状態にすると汚れが落ちやすい。ペングリップや垂直に持つ磨き方ができるのは、本体が軽量なためだという。

上村氏によればペングリップで持つのがおすすめという
下の前歯の裏を磨くときは、ブラシを真下に向けて持つ。同社の上村氏が解説