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ソニッケアーからX型水流で歯間汚れを落とすフロッサー。フロスの3倍歯垢除去

ソニッケアーパワーフロッサー3000

フィリップス・ジャパンは、X型水流で歯間の食べかすを落とす「ソニッケアーパワーフロッサー3000」を11月中旬、「ソニッケアーコードレスパワーフロッサー3000」を2022年2月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に19,800円、14,700円。

広範囲に広がるX型水流で、歯と歯ぐきの間の汚れを落とす口腔洗浄器。水流が4方向に広がり、歯ぐきに沿うように水流が出るのが特徴。据え置き型のソニッケアーパワーフロッサー3000の場合、デンタルフロスの最大3倍の汚れを除去し、手磨きとフロスを併用した場合に比べて、ソニッケアーの電動歯ブラシとパワーフロッサーを併用することで最大9倍の歯垢を除去するという。

X型水流で歯と歯ぐきの間の汚れを落とす

洗浄モードは1分間標準水圧がかかる「クリーンモード」のほか、1分半の「ディープクリーンモード」を備えた。ディープクリーンモードでは一定間隔で強弱をつけた水圧がかかるため、次の歯間に移るタイミングがわかる。

4方向に広がるX型水流を出す「カドストリームノズル」と、ジェット水流を出す「スタンダードノズル」の2本のノズルを付属する。カドストリームノズルの先端は歯ぐきに優しいソフトラバー仕様とした。

左からカドストリームノズル、スタンダードノズル

据え置き型の「ソニッケアーパワーフロッサー3000」は、洗浄の強さを10段階でダイヤル調整できる。コードレス型と比べて、しっかりと口腔ケアをしたい人向けの製品となっている。本体サイズは約135×90×185mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約700g。ホースの長さは約1,100mm。タンク容量は550ml。2種類のノズルと電源アダプターが付属する。

ソニッケアーパワーフロッサー3000。ダイヤルで強さを10段階調節

「ソニッケアーコードレスパワーフロッサー3000」は、充電式。約8時間の充電で、1日1分間洗浄した場合、約3週間使用できる。ハンドルには防水加工を施し、浴室でも使用可能。持ち運び時には、ノズルをタンク側に収納可能。洗浄の強さの設定は3段階。本体サイズは約68×68×306mm(同)で、重さは約290g。タンク容量は約250ml。2種類のノズル、電源アダプター、USBケーブル、専用ポーチが付属する。

ソニッケアーコードレスパワーフロッサー3000。ノズルの向きは自由に変えられ、無理のない持ち方で水流を当てられる
持ち運び時はノズルをタンク側に収納可能

デッキクリーナーを参考に、広範囲に水流を当てる

2011年から発売していた従来の口腔洗浄器「エアーフロス」シリーズは空気が混じった水をジェット噴射するものだった。細かな部分にアプローチする従来品から、11月以降に発売する「パワーフロッサー」は広範囲に水が当たるX型水流とした。

11月2日に都内で開催した製品発表会では、X型の水流は「高圧洗浄デッキクリーナーからヒントを得たもの」と説明。口腔洗浄器は水を噴射するため、通常は口を閉じて使用する。口を閉じた状態では水流が当たっている場所を把握しにくいことから、新製品では広範囲を洗浄するデッキクリーナーのように水流の範囲を広げることで、効率的に口腔ケアをできるようにした。

広範囲に水流が広がる