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優しく舌を磨くジェットウォッシャー ドルツ、マスクで気になる口腔ケアに
2021年6月1日 07:00
パナソニックは1日、独自の「超音波水流」で歯間の汚れを洗い流す「ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ54」を発売する。新モデル最大の特徴として舌磨きノズルを搭載し、コロナ禍の口腔ケアニーズに対応した。
同社によると、新型コロナウイルス感染対策のため日常的にマスクを着用するようになり、口臭を気にする人が増えたという。またマスクで口元が見えないことから歯列矯正を始める人も増加したことなどから口腔ケアに関心が集まり、2020年度は「ジェットウォッシャー ドルツ」の販売金額が前年比137%だったとする。
コロナ禍における衛生習慣への取り組みとして舌磨きをする人は約4割いる一方で、舌のケア専用の製品はあまり普及していないと同社は指摘。口内の細菌は歯だけでなく舌にも多く存在することから、歯と舌の両方をきれいに保つことが重要としている。
また一般的な舌磨き製品は汚れを取りきれなかったり、製品自体が硬く、舌を痛めてしまったりするという。ジェットウォッシャー ドルツに新搭載された舌磨きノズルにはクロスが貼られ、クロス表面には微細なループ状の糸が密集しており、やわらかなループで優しく汚れを除去する。舌には乳頭と呼ばれる無数の突起があるが、乳頭の奥の汚れもループが絡め取るという。
舌磨きは歯ブラシで歯全体を磨いたあとで、舌の奥から手前にすべらせるようにして行なう。その際、磨き残しを防ぐために真ん中、左右と3つのパーツに分けて磨くことを推奨している。
舌磨きノズルを触ってみるとタオルのようなやわらかい感触で、チクチクもしない。普段から市販の舌磨きブラシを使用している家族に試してみてもらったところ、ブラシタイプだと力を入れすぎてしまったときにヒリヒリすることがあったが、このノズルはやわらかくて使い心地もよく、汚れがしっかり落ちている感覚があるとのことだった。
ジェットウォッシャー ドルツでの舌磨き中は、ノズルから水が流れ出るため、クロス面を常に流水でリフレッシュできる。そのためクロス面が汚れなどで変色しにくく、6カ月間は交換不要で使えるという。
ジェットウォッシャー ドルツには、コードレスモデルのEW-DJ54のほか、大容量タンクを備えた据え置きモデル「EW-DJ74」もラインナップされている。パナソニックによると従来は据え置きモデルが人気だったが、近年はそのコンパクトさや、お風呂でも使える点からコードレスモデルが好調だとする。いずれも価格はオープンプライス。
コードレスモデル・EW-DJ54の水タンク容量は約200ml。満水時の使用可能時間は約60秒。5段階で水圧レベルを調節可能。店頭予想価格は18,000円前後。
本体サイズは、約75×85×310mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約276g。充電時間は1時間で、連続使用時間は約10分。超音波水流ノズル/ポイント磨きノズル/舌磨きノズルがそれぞれ1本付属。
据え置きモデル・EW-DJ74の水タンク容量は、約600ml。満水時の使用可能時間は約3分。10段階で水圧レベルを調節可能。店頭予想価格は20,000円前後。
本体サイズは、約125×140×300mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約998g。電源はAC100~240V(50/60Hz)。消費電力は約13W。超音波水流ノズル/ポイント磨きノズル/舌磨きノズルがそれぞれ1本付属。