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シャープ、手ぶらで話せる「てもたん」付き電話機。詐欺対策にも

デジタルコードレス電話機 JD-ATM1C

シャープは、防犯対策に役立つ、新スタイル子機「てもたん」が1台付属する「デジタルコードレス電話機 JD-ATM1C」を、11月18日に発売する。また「てもたん」および子機各1台が付属する「デジタルコードレス電話機 JD-ATM1CL」もラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に28,000円前後、38,000円前後。

手に持たずに通話が可能な、てぶらスピーカーホンタイプの子機「てもたん」を採用した電話機。

近年、警察などでは、全国的に被害が広がっている特殊詐欺の防止対策として、固定電話機を常に留守番電話に設定し、いきりなり受話器で電話に出ないよう注意喚起している。これは、不審な電話に応対する機会を減少させるだけでなく、受話器を通して耳元で会話すると詐欺に騙されるリスクが高い一方、スピーカーを通じて相手の声を聞いた場合、冷静に応対できる事例が多いことが理由とされている。

そのため「てもたん」のスピーカーホン通話機能を使うことで、不審な電話がかかってきた場合でも冷静に応対する効果が期待でき、特殊詐欺の被害防止に繋がるという。

また「てもたん」を数人で囲みながら、友人や離れて暮らす家族との通話も楽しめる。音声で電話の発信・着信操作ができるため、家事や仕事の手を止めずに、ながら電話も可能。

てぶらスピーカーホンタイプの子機「てもたん」は防犯対策に役立つ

このほか、知人(番号登録者)からの着信なら緑色、それ以外の人(登録者以外)からの着信なら赤色にランプが点滅する「あんしんフラッシュランプ」を搭載。さらに通話録音機能や、話したくない相手からの電話は、着信中や通話中にボタンを押すだけで、相手にお断りメッセージを流し自動で通話を終了できる「迷惑ストップボタン」など、便利な詐欺・迷惑電話対策機能を備える。

液晶は漢字表示が可能な4.6型の大画面。「通話」ボタンと「切」ボタンだけのシンプルで軽量(約96g)なコードレス受話器を採用しており、停電時でもすべての電話機能を使用できる「停電用バッテリーケース」を標準搭載する。

コードレス受話器を含む本体サイズは約168×220×80mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約600g。用件録音時間は最大約30分(50件まで)。通話録音時間は最大約120分(1件あたり最大10分、100件まで)。

詐欺・迷惑電話対策にもなる「あんしんフラッシュランプ」を搭載