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オムロン、2〜3人世帯向けの6.5kWh蓄電池ユニット

容量6.5kWhの蓄電池ユニット「KP-BU65B-S」

オムロン ソーシアルソリューションズは、同社が展開するマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」に、容量6.5kWhの蓄電池ユニット「KP-BU65B-S」を追加して9月末に発売する。

災害時の備えと平常時の自家消費を両立できる、一般家庭用蓄電システム「KPBP-Aシリーズ」に使用する蓄電池ユニット。

従来の16.4kWh、9.8kWhに加え、新たに6.5kWhを開発。家庭での利用電力が比較的少ない小規模世帯(2~3人世帯)において、数日間の最低限のライフラインが確保できる容量となっている。

「KPBP-Aシリーズ」はオプション機器の組み合わせにより、多様なシステムを構築できる点を特徴とする。またオプションを後付けすることで、導入後にシステムを拡張することも可能。蓄電池容量も選択できる。

オプションの組み合わせとシステム構成

同社は蓄電池ユニットのラインナップを拡充することで、これまで以上にユーザーのニーズにあったシステム導入が可能となり、コストパフォーマンスの最大化と電力の最適利用に貢献できるとしている。

また従来品の全負荷用分電盤「KP-DB60」から定格電流を75Aに拡大した後継品として、「KP-DB75」を7月に発売する。これにより、既設の分電盤の制約で蓄電システムを導入できなかった家庭にも、同社のマルチ蓄電プラットフォームの導入が可能になるという。

「KP-BU65B-S」の本体サイズは490×147×847mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約65kg。公称電圧はDC102.76V。充電回復時間は満充電まで約3時間。使用周囲温度は-10〜45℃。

定格電流75Aの全負荷用分電盤「KP-DB75」を7月に発売する