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アイリスオーヤマ、水が流れて頭を冷やせる「快眠クールまくら」

快眠クールまくら KCP-450

アイリスオーヤマは、手持ちの枕カバーの中に入れて涼しさを感じられる「快眠クールまくら KCP-450」を販売している。価格は20,800円。

冷却水(純水)を循環させて頭部を冷やすことで、寝苦しい夜も快適な睡眠をサポートするという製品。枕と枕カバーの間に入れて使用し、急な発熱などにも利用可能。3月に発売された製品だが、夏に向けて注目が高まるとみられる。

手前が枕に入れて使う部分、奥が水を冷却して循環させる本体

氷枕などと異なり水の入れ替えは不要で、寝ている間もぬるくならずに使える。枕部分を通った水は、本体内にあるペルチェ素子で再び冷却。水はゆっくり循環するため、動作中の音も気にならないという。

「おやすみモード」に設定すると、サーカディアンリズム(人の体のリズム)に沿った独自の温度制御を行なう。人が眠る時は体温が下がることから、枕で頭部を冷やして体温の低下をサポート。同モードの開始から3.5時間までは約22~24℃を維持。その後は徐々に冷却を弱め、約27℃を保って起床をサポートする。

一定の温度を保つ「連続運転モード」も利用でき、温度や時間を手動で設定可能。好みや使用時期などに合わせて、冷却温度を「強め/標準/ひかえめ」から選べる。睡眠時間は0.5~12時間の範囲で指定できる。

発熱時などにも使える

「熱中症ナビ」機能も備え、周囲の気温などを元に注意を促す。この機能は枕の冷却とは連動しない独立したもの。

本体サイズは160×140×166mm(幅×奥行き×高さ)、枕部分のサイズは540×230×5mm(同)。全体の重量は約2kg。AC100V(50/60Hz)電源で動作し、定格消費電力は70W。

実際に使用して寝てみると、頭から首元にかけて柔らかな冷たさを感じられた。枕カバーを挟んで接するためヒヤッとし過ぎることはなかった