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タニタ、皮下脂肪の厚さが5秒で分かる計測器

皮下脂肪厚計「SR-903」

タニタは、皮膚と筋肉の間の皮下脂肪の厚さを簡便に計測できる皮下脂肪厚計「SR-903」を6月1日に発売する。価格は9,900円。タニタオンラインショップにて4月5日に予約受付を開始する。

体組成計と同様、体に微弱な電流を流し、その電気抵抗値(インピーダンス)を基に皮下脂肪の厚さを解析する皮下脂肪厚計。体に電流を流した際、脂肪は筋肉に比べ、インピーダンスの位相差が生じにくいという特性があり、皮下脂肪が厚くなるほど、インピーダンスの位相差は小さくなる。同社ではこの原理に着目し、独自のアルゴリズムで解析。アルゴリズムの開発に当たっては、国立研究開発法人医薬基盤・康・栄養研究所国立健康・栄養研究所と共同で、20代から60代の男女71人の被験者を対象としたインピーダンスによる皮下脂肪厚計測の妥当性を検証。その結果、エコー装置による皮下脂肪厚との相関係数が0.9以上という高精度の皮下脂肪厚計測を実現したとする。

使い方は、本体裏面の電極または計測する部位を水で濡らしたあと、「ON」ボタンを押す。次に「START」ボタンを押して皮下脂肪を測りたい部位に電極部分を当て、計測する。

計測時間は約5秒。計測範囲は0.3cmから5.0cm。0.1cm単位で皮下脂肪の厚さを表示する。

同社は、医療従事者がワクチン接種の効率化に使用できると判断した場合に、安価に導入できる皮下脂肪厚計測を選択肢の1つとして提供することを目的に商品化を決定。なお、同製品は医療機器に該当しないため、使用は医療従事者および関係者の判断による。

本体サイズは55×138×26mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約91g(電池を含む)。