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CO2など室内の空気環境が分かるモニター。VOC濃度や温湿度も

CO2/VOCモニター「MGS004-F」

グローバル電子は、CO2やVOC濃度など、室内空気環境の測定を行ない空気質を可視化する「CO2/VOCモニター MGS004-F」を発売する。価格は124,000円(税別)。ビルメンテンナンス、管理会社のほか、オフィスビルや商業施設、店舗などに販売予定。

CO2(二酸化炭素)、VOC(揮発性有機化合物/Volatile Organic Compounds)、温湿度を計測する3つのセンサーを搭載する、室内空気環境の監視ツール。

本体設置の際に、特別な設定や配線工事が不要で、ACアダプターを利用すればすぐに使用開始できるとする。室内空気環境の測定数値は、本体LCDに表示される。本体LCD表示部および専用の表示ソフトでは、空気質の測定値が設定した数値を超えると、警告表示する。

特別な設定や配線工事が不要で、電源を入れればすぐに使い始められる。有線で既存換気設備と連携できるほか、無線LANでPCなどに測定データを送れる
空気質の測定値が設定した数値を超えると、警告表示する

また無線LAN対応で、離れたディスプレイやサイネージにも、より詳細な測定情報を表示可能。既存の換気設備と有線接続することで、CO2濃度値と連動した自動換気を設定できるという。

なお各センサーの方式と検出範囲は、CO2センサーがNDIR(非分散型赤外線吸収法)2波長方式で、濃度検出範囲が0~40,000ppm。VOCセンサーは半導体方式 金属酸化物式ガスセンサーで、濃度検出範囲が0ppb~60,000ppb。温湿度センサーはMEMS 静電容量式、検出範囲は温度が0~50℃、湿度が10~90%。

本体サイズは107×158.7×33mm(幅×奥行き×高さ)。重さは230g。

同社によれば、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、小規模商業施設や店舗、待合室など、不特定多数が集まる空間の、安全性をアピールするなどに活用できるとする。