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アクア、顔認証付きサーモセンサー。入館時の検温と本人確認を同時に

顔認証機能付きサーモセンサーシステム

アクアは、BtoB向け商品として「顔認証機能付きサーモセンサーシステム」を1月中旬に発売する。ラックマウントの「CTS-NY8R」と、ウォールマウントの「CTS-NY8W」をラインナップ。価格はオープンプライスで、想定価格は350,000円前後(税別)。

非接触で体表面温度の異常を検知できる、顔認証機能付きサーモセンサー。業界最高水準となる温度測定精度±0.3℃の高精度体表面温度測定モジュールを搭載し、設定温度以上を検知した際にリアルタイムで音声アナウンスを発信。ウイルス保菌の可能性のある人物の入場を防ぐことができ、施設や店舗からの集団感染拡大リスクを低減できるという。同社がこれまで家電の企画・開発で培ってきたノウハウを基に、利用者への安心・安全の提供を最優先に監修したとしている。

精度の高い体表面温度測定が可能

顔認証システムでは、両眼カメラによる顔の定点分析により登録者情報を照合するため、登録者の入退出管理と本人確認ができ、企業や施設のセキュリティ強化や入退出管理の効率化を図れるとしている。またマスク着用の有無も検知し、未着用の場合は音声と画面のメッセージ表示で着用を促すという。

同一LAN環境下に端末とPCがあれば、全てのシステム設定、全ての検知機能(体表面温度測定・マスク着用検知・本人認証)、全ての情報管理を遠隔で行なえ、設置後は端末に触れない非接触操作を実現。さらに付属の専用ソフトウェアにより、複数端末管理とリアルタイム表示・リアルタイム映像確認も可能とする。

本体サイズは144×25×273mm(幅×奥行き×高さ)。重さは2.5kg。ディスプレイは8インチ。温度測定範囲は30〜45℃(精度±0.3℃)、検出距離は0.3〜0.6m。顔認識時間は1秒未満(精度99.7%以上)。顔情報のデータベース容量は2万件。コード長は1m。

顔情報を登録でき、入退出管理や防犯対策として役立つ
マスク着用の有無も検知してアナウンス