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パナソニック、スマホでロボット掃除機の走行をリアルタイム確認できる新RULO
2020年9月30日 13:21
パナソニックは、空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載したロボット掃除機「RULO」の新モデル「MC-RSF700」と「MC-RSF600」を10月30日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はRSF700が93,000円前後、RSF600が70,000円前後。
4月に発売したRULO最上位機「MC-RSF1000」に搭載しているレーザーSLAMを備え、価格を抑えたモデル。RSF1000との大きな違いは、段差をスムーズに乗り越える「アクティブリフト」を省いた点。
新機能として、スマートフォン用アプリ「RULOナビ」に、「リアルタイムマップ」を採用。レーザーSLAMによる正確な間取りと自己位置、走行軌跡を掃除中にリアルタイムで表示できる。これにより、ルーロがどのように走行したか、今どこを走行しているかを外出先でも在宅時でもスマートフォンで確認可能。ロボット掃除機に掃除をまかせられる安心感を向上するという。掃除終了後は「ゴミマップ」で掃除時間やゴミの分布など掃除結果を確認できる。
なお、RSF700とRSF600の主な違いは、障害物検知センサーとして、RSF700はレーザー/赤外線/超音波の3つを備えるのに対し、RSF600はレーザー/赤外線の2つを搭載。そのほか、RSF700には、人の後ろについてきて任意の場所を掃除できる「otomo(おとも)」機能も備える。
なお、リアルタイムマップ機能は、前述のMC-RSF1000にも、10月下旬から「RULOナビ」アップデートで追加。本体ソフトウェアのアップデートも実施、「RULO AI」が進化するという。アップデートはWi-Fi経由で自動で行なわれる。
レーザーSLAMで正確に掃除した結果をスマホでリアルタイム表示可能に
MC-RSF700やMC-RSF600に搭載するレーザーSLAMは、“きちんと掃除出来ているか”というロボット掃除機への不安を払拭することを目指して開発された技術。360度全方位の空間を素早く正確に認識し、掃除完遂性能を向上させている。
同技術では、1秒間に10回転/360度全方位(半径8m)を照射して間取りや床にある物、動く物など部屋の環境を素早く正確に認識/学習。精度の高い地図構築と自己位置認識を行なう。また、広い範囲を素早く認識して掃除エリアを効率的に分割、部屋内周を回った後、その内側を効率よく掃除する「ラウンド&ルート走行」を行なう。
新機能の「リアルタイムマップ」は、レーザーSLAMで認識した正確な間取りと自己位置、さらに走行軌跡を掃除中リアルタイムで表示。ルーロがどのように走行したか、今どこを走行しているかを外出先でも在宅時でもスマートフォンで確認して、ロボット掃除機がきちんと掃除しているかをリアルタイムに見られる。掃除終了後は「ゴミマップ」で掃除時間やゴミの分布など掃除結果を確認可能。これにより、次回以降の掃除で、時間がない時に一部だけ掃除するなど、エリア指定にも活用できる。
MC-RSF700に搭載する「otomo(おとも)」機能は、人の後ろについてきて任意の場所を掃除できるもの。360度レーザーセンサーで人の足の動きを認識して一定距離を保ちながら追従。スマートフォンで指示することなく、簡単に任意の場所を掃除させられる。
サイドブラシはRSF700が2本、RSF600は1本装備。集じん容積は、いずれも0.25L。本体サイズと重量は、MC-RSF700が345×330×99mm(幅×奥行き×高さ)、3.1kg。MC-RSF600が345×330×99mm(同)、2.8kg。カラーは、RSF700がシャンパンゴールドとブラックの2色、RSF600がホワイト。
連続使用時間は、RSF700が約100分、RSF600が約70分。最大稼動面積は、それぞれ約120畳、約50畳。充電時間はそれぞれ約5時間(3時間充電後約80分走行)、約3時間。充電台の消費電力は、充電中が約20W、本体を外したとき約0.6W。