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トイレ使用状況から高齢者を見守る、LIXILグループのIoTサービス「OMU」

見守りサービス「OMU」

LIXILグループのNITTO CERAは、高齢家族のトイレタンクに置くだけで、遠隔からでもトイレの使用状況を把握できる見守りサービス「OMU」の支援募集を、クラウドファンディングサイトのMakuakeで開始した。

価格は本体と6カ月間の使用料を合わせて、16,350円(税込)を想定。6月16日時点では、Makuakeにおいて40%オフの9,810円(同)で購入可能(先着30名限定)。

9月13日までに支援目標金額200万円が達成された場合には、2021年の1月末までに、製品が発送される。

トイレの使用状況を確認することで、高齢者を見守れるサービス

OMU本体をトイレタンクに設置すると、あらかじめ登録されたスマートフォンで、トイレの使用状況を把握できるサービス。遠くに住む高齢家族のトイレに設置すれば、高齢家族がいつも通りの生活を送っているかが分かるという。

トイレタンクに設置し、利用者のスマートフォンと連携させる

トイレの手洗い用の水が流れ、本体上部に空いた穴に水が通るのを検知する仕組みで、OMU本体が検知したデータは、利用者のスマートフォンにBluetoothを介して転送されたあと、クラウドにデータが蓄積されていく。同データは、利用者以外の、あらかじめ登録したスマートフォンでも確認できるという。

もしトイレの使用頻度が通常よりも多い、または使われていない場合は、アラート通知が送られる。

トイレを利用したあとに流れる手洗い用の水が、OMU本体の穴を通るのを検知し、トイレの利用データをクラウドにアップしていく

Bluetooth内蔵の「MaBeee みまもり電池」で知られるノバルスと共同で開発。OMUは、LIXILグループの水回り製品の知見と、ノバルスが持つ給電・通信技術で実現したシステムだという。

専用アプリで、トイレの使用頻度などが見える化され、遠くに住む高齢家族がいつもどおりの生活を送っているかを確認できる
いつもより使用頻度が多かったり、トイレが使われていない場合には、アラート通知が送られてくる