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ビックカメラ、離れて暮らす家族をさりげなく見守れるIoT電池「MaBeee みまもり電池」を先行販売

 ビックカメラは、家族の見守りをさりげなくできるノバルスの乾電池型IoTデバイス「MaBeee みまもり電池」の先行販売を、ビックカメラ 新宿西口店、ラゾーナ川崎店、立川店の3店舗で開始した。価格は1本2,980円。電池1本につきスマートフォン1台と連携でき、アプリの利用料は月額500円(税抜)。販売店は順次拡大していくという。

乾電池型IoTデバイス「MaBeee みまもり電池」

 離れて暮らす家族を、さりげなく見守れるIoT電池。テレビリモコンや電動歯ブラシなど、自宅にある単三電池を使用する製品に、通常の電池と同様に装着して使用する。電流・電圧検出機能を備えており、リモコンが使われているかの利用状況をスマートフォンアプリで確認できる。

 監視カメラや赤外線センサーなど、従来のみまもり機器と異なり手軽に使える点が特徴で、生活スタイルを変えずに導入できるという。特に、元気であると自認している高齢者の自宅へ導入する際など、監視している印象を受けにくいことから導入の抵抗が少ないとしている。

単三電池を使用するテレビリモコンなどに装着できる

 みまもり電池と、見守り対象のユーザーのスマホの初回連携は、Bluetooth通信で行なう。専用アプリ「MaBeeeコネクト」をインストール必要があるが、ビーコン技術を用いており、ペアリングの手間を不要としている。なおMaBeeeコネクトの対応端末は、Android 5.1以降。

 見守る側との連携は、同梱されている取扱説明書に貼り付けられたデバイスIDシールをQRコードで読み取って登録する。見守る側で用いるアプリは、IoTBASE社提供の「スマート電池アプリ」で、対応端末はiOS/Android。遠く離れた場所で電池が使われたことをクラウド経由で確認できる。製品発売時に使える機能は、電池利用状況のグラフ表示と、利用状態アラートの通知。今後、順次機能を追加予定としている。なお見守る側のスマート電池アプリのみ、月額利用料が1本につき500円必要。

スマホ連携イメージ

 ノバルスは、ビックカメラで2018年秋に開催された、スタートアップ企業の新たな事業やサービスを開拓していくプログラム「ビックカメラアクセラレーター」で採択され、ビックカメラと戦略的にみまもり市場の開拓をスタート。他社に先駆けて、ビックカメラと販売・プロモーションを行ない、高齢者のみまもり市場を開拓していくという。