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スペシャライズド、“軽くて速い”クロスバイクタイプのe-bike「TURBO VADO SL」

スペシャライズド「TURBO VADO SL(ターボ ヴァド エスエル)」。写真は「VADO SL4.0」

スペシャライズドは、ロードバイクタイプの「TURBO CREO SL」に続いて、クロスバイクタイプの「TURBO VADO SL(ターボ ヴァド エスエル)」を発売した。ラインナップは「VADO SL 4.0」「VADO SL 4.0 EQ」「VADO SL 5.0」「VADO SL 5.0 EQ」の4種類。価格は順に、363,000円、385,000円、462,000円、484,000円。いずれも税込価格。

別記事の取材でスペシャライズド銀座を訪問した際に、「VADO SL 4.0」を少しだけ試乗できる機会があったので、本稿では実車の写真をご紹介しよう。

「TURBO VADO SL」は、その名のとおり、VADOは「行く」、SLは「スーパーライト=超軽量」を意味する。現在日本で発売されているe-bikeよりも、かなり軽量なモデルで約15kgという車体重量となっている。ドライブユニットは、約2kgという軽量な同社オリジナルの「スペシャライズド SL 1.1モーター」を搭載。インチューブタイプの320Whの内蔵バッテリーは、最長約130kmの走行距離を可能にする。なお、“完全”なインチューブタイプなのでバッテリーは取り外しは不可。

日本国内でも車体重量20kgを切るクロスバイクタイプは発売されているが、14.9kgという軽さのe-bikeに驚かされた。「TURBO VADO SL」にはディスプレイが搭載されていないが、体感的には数秒でアシスト領域の24km/hに達してしまい、平坦ならそのままアシストなしでもまったく問題ないように感じた。試乗レビュー記事はあらためてお届けしたい。

スペシャライズド「VADO SL 4.0」。価格は363,000円(税込)
ドライブユニットは、オリジナルの約2kgという軽量の「スペシャライズド SL 1.1モーター」を搭載。
320Whのインチューブタイプのバッテリー。バッテリーを外して充電はできない
電源スイッチはトップチューブに搭載
バッテリー残量も確認できる
アシストの切り替えは左ハンドルに搭載される操作スイッチとトップチューブのSマークから行なえる。「+」「マイナス」でアシストの強弱を切り替える。操作スイッチでは「s」を押すとMAXのアシストとなり、主に傾斜のキツイ坂道で活躍しそうだ
バッテリー連動型のヘッドライトも標準装備
リアライトも標準装備
別売のレンジエクステンダーを追加すれば、航続距離をさらに65km伸ばすことも可能
アプリの「ミッションコントロール」でアシストレベルの調整や、ルートに合わせたバッテリー残量確保などが可能。車体状況の診断を受け取ることもできる
[スペシャライズド「TURBO VADO SL」その他の写真]