ニュース
冬の快眠のために最適なエアコン暖房の設定温度は? ~ダイキンがエアコン活用法を紹介
2020年1月28日 00:00
ダイキン工業は、冬の快適な睡眠のための寝室環境の整え方と、睡眠時のエアコン暖房の上手な使い方を紹介した。冬に睡眠の質を高めるには、寝室の温湿度を最適な状態で一定に保つことが理想的だという。
乾燥と寒さ……冬の睡眠に満足していない人は約半数
同社は首都圏在住の男女400人を対象に、「冬の睡眠時における空気の困りごとと寝室環境調査」を行なった。調査結果によると、男女ともに4割以上の人が、冬の睡眠に満足していないという。
また、「冬の睡眠時に困っていること」についての回答では、「のど・肌・空気の乾燥」「手足の冷え」といったものが多く、乾燥と寒さは冬の睡眠時の2大困りごととなっているとする。
良かれと思っても実は逆効果? 快適な睡眠のために避けるべきこと
杏林大学 名誉教授の古賀 良彦先生によると、冬の睡眠の質を高めようとしてやっていることが、実は逆効果になることもあるという。例えば、寝る直前に体を温めようとして食事や飲酒、入浴をすることなどが挙げられる。
眠る直前に食事を取ると代謝が上がり眠りにくくなり、お酒は中途覚醒が生じやすくなり、トイレも近くなることで眠りの質を低下させるほか、熱いお風呂は睡眠時に本来下げるべき深部体温が下がりにくくなり寝入りが悪くなる。
さらに、質の高い睡眠を得るには、寝具の中で体の表面が温まった上で、体から熱が適度に放散される状態にする必要があるため、睡眠時に厚着したり、靴下を履いて寝ることも避けた方が良いとしている。
冬に睡眠の質を高めるには、寝室を室温20℃前後、湿度40~60%に保つことがおすすめだという。
冬の睡眠を快適にする寝室環境の整え方
ダイキン工業がおすすめする、エアコン暖房を活用して冬の睡眠環境を整える方法を紹介しよう。
1.就寝30分前から、エアコン暖房を使って寝室や寝具を温めておく
設定温度は18~20℃。冬の寝室の寒さに伴う末梢血管の収縮を防ぐことで、入眠がスムーズになり、質の高い睡眠につながるという。
2.就寝中もエアコン暖房を使って寝室を温めておく
気温は深夜から明け方にかけて最も低くなるため、就寝中もエアコン暖房をつけたままにしておくことを推奨している。つけたままにしたくない人は、エアコンのON/OFFタイマーを組み合わせ、就寝30分前から2時間運転した後にOFF、そして起床する1時間前にONになるよう設定するのがおすすめだとしている。
エアコン暖房以外にも、効果的な方法はいくつかある。
・電気毛布や湯たんぽなどで寝具を温めておく
冷たい寝具に入った時の末梢血管の収縮を防ぐことで、入眠がスムーズになり、質の高い睡眠につながる。
・1~2時間前にお風呂で体を温めておく
入眠は深部体温が下がることで促されるため、睡眠の1~2時間前に38~40℃の熱すぎないお風呂に入って深部体温を高くしておくと、入眠に向けて深部体温が下がりやすくなる。
・寝室を湿度40~60%程度に加湿する
寝室の乾燥は不快なだけでなく、喉や肌への負担も大きくなる。またエアコン暖房を使うと湿度が低下するため、加湿器や洗濯物を干すなどして加湿を心掛けよう。
冬の寝室環境を整える、加湿機能搭載のエアコン「うるさらmini」
冬の寝室環境を整える製品としてダイキン工業は、外気中の水分を室内に取り込み加湿する「無給水加湿技術」を搭載したルームエアコン「うるるとさらら」を紹介。給水不要で24時間連続運転が可能な点が特徴で、乾燥の気になる冬におすすめのエアコンだとしている。
なかでも「うるさらmini」は、寝室や子供部屋に最適な6/8/10畳用のコンパクトサイズをラインナップ。厚み272mmの薄型設計で、狭い部屋に設置した際の圧迫感を軽減する。
スマートフォンアプリ「ねむロク」と連携させると、入眠時や起床時間に合わせてエアコンが室温を調節してくれる。深睡眠時間をはじめとした睡眠状況をスコアで表すことができ快眠をサポートするという。