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国民生活センター、カセットボンベの長期保管に関する注意喚起

 独立行政法人 国民生活センターは、カセットボンベの保管に関する注意を発表した。カセットボンベが製造から長期間経過している場合や、保管環境が悪いと、内部パッキンの劣化によってガス漏れが発生する可能性があり、危険だとしている。

点火時にカセットボンべから漏れていたガスに引火する状況の再現

 消費生活センターなどで受け付けたカセットボンベに関する相談は283件あり、そのうち64件は、ガス漏れに関する事例だった(2014年4月~2019年10月末日)。

 16年以上の長期保管されていたカセットボンベは、本来はガスが噴出することのないステムの根元付近からガス漏れが発生しており、購入後の保管期間が5年程度のカセットボンベであっても保管環境が悪い場合は、ガス漏れが発生してたとしている。また、経年変化によって、内部パッキンが劣化していたとする。

 国民生活センターでは、カセットボンベの製造年月日を確認してから使用するほか、製造時期や購入時期が分からない場合、金属部に変形や錆がある場合は使用しないよう呼びかけている。