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ダイソン、細い髪やデリケートな頭皮に適した新ノズル付きヘアードライヤー

 ダイソンは、「Dyson Supersonic Ionic(ダイソン スーパーソニック イオニック) ヘアードライヤー」に、細い髪やデリケートな頭皮向けのアタッチメントを追加した新モデルを、9月4日に公式オンラインストア、および直営店、百貨店で発売した。9月11日に、全国の家電量販店で販売を開始する。直販価格は48,600円(税込)。

新ノズルが付属する「Dyson Supersonic Ionic ヘアードライヤー」

 小型ながらもパワフルな風が特徴のヘアードライヤー。送風方式に、取り込んだ空気を3倍に増幅させる「エアーマルチプライアー」を採用しており、高圧・高速気流で素早く髪を乾かせるという。ハンドル部にモーターを備えるため、ヘッドが軽く長時間使っていても疲れにくいとしている。

 新モデルでは、細い髪やデリケートな頭皮向けのノズル「ジェントルエアーリング」が新たに付属する。通常の温風よりも20℃低く、やさしい風を生み出せる点が特徴で、低温ながら髪をすばやく乾かすという。

細い髪やデリケートな頭皮向けのノズル「ジェントルエアーリング」を新開発。通常の温風よりも20℃低く、やさしい風を生み出せるという

やわらかい低温風で頭皮ケアにも

 会場には、モデルの西山 茉希さんと、スタイリストの朝日 光輝さんが登壇。新ノズル「ジェントルエアーリング」を使ったデモンストレーションが行なわれた。

 朝日さんは新ノズルについて、「自分の美容室でもSupersonicを使っていますが、ジェントルエアーリングは本当に風がやわらかくなります。また低温風なので頭皮にも当てやすく、半乾きにしがちな頭皮もしっかり乾かせます。健康な髪に大事なのはやはり健康な頭皮なので、頭皮ケアをしたい男性などにも使ってもらいたいですね」とコメントした。

 ジェントルエアーリングの風を浴びた西山さんは、「とにかくやわらかい風で、ドライヤーとは思えないですね。リラクゼーション気分を味わえます」と話した。

モデルの西山 茉希さんと、スタイリストの朝日 光輝さんが登壇
新ノズル「ジェントルエアーリング」を使ったデモンストレーションが行なわれた
男性モデルによるデモンストレーションも。ジェントルエアーリングは低温になるため、頭皮を乾かすのにも適しているという

 実際にジェントルエアーリング非装着時と、装着時の風を比べてみた。いずれも風速、風温は最大に設定。

 リング非装着時はパワフルな風で、これまで使ってきたSupersonicと同等の印象だった。一方リングを装着すると明らかに風の質が変わり、丸みを帯びたようなやわらかい風になった。温度も低くなっており、手を近づけてもまったく熱くない。

 これで本当に髪が乾くのか……? と思ったが、濡れている髪を、リングを装着したSupersonicで乾かしてみると、スルスルと髪が乾いていった。丸みのある風なため髪が細い筆者でも毛先が散らず、根元に風が届く。温風を頭皮に近づけても熱いと感じることなく、全体をしっかり乾かせた。

非装着時。パワフルで威力のある風が印象的
ジェントルエアーリング装着時。丸みのある風で、温度も下がっていた
実験装置を使って非装着時とリング装着時の風の届き方を比較。左の非装着時は中心のニードルが風によって前に押し出されているが、右のリング装着時はニードルが円形の状態で前に押し出されている
実験装置の裏側

従来ノズルも再設計。よりブローがしやすい「ディフューザー/スタイリングコンセントレーター」

 前モデルから付属している、パーマヘア向けの「ディフューザー」と、ブローに適した「スタイリングコンセントレーター」も再設計。

 ディフューザーは突起部分が長くなり、髪の奥深くまでしっかり捉えられるようになった。均一に分散した風で、カールやパーマヘアをふんわりとブローする。スタイリングコンセントレーターは、エッジ部分をより広く薄くし、周りの髪を乱すことなく、ブローしたい箇所に、風圧の高い風を的確に送るという。

ディフューザー(左)とスタイリングコンセントレーター(右)も再設計。このほかスムージングノズルも従来と同じく付属する
ディフューザーは突起部分が長くなり、髪の奥深くまでしっかり捉えられるようになった
パーマヘアをディフューザーでブロー
均一に分散した風で、カールやパーマヘアをふんわりとブローする

 最大風量は2.4m3/分。風速は3段階、風温は4段階に調節可能。このほか、冷風ボタンを独立して備える。温度コントロールには、風温を毎秒20回測定する「インテリジェント・ヒートコントロール」を採用。設定温度よりも高温にならず、極端な熱にさらされることを防ぐ。

 本体サイズは、78×97×245mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は697g。最大消費電力は1,200W。カラーはブラック/ニッケルとアイアン/フューシャを用意し、直販限定としてブラック/パープルもラインナップする。

風温を毎秒20回測定する「インテリジェント・ヒートコントロール」の実験。ヒートコントロール非搭載(右)は、温風を出し続けているとサーモグラフィーがどんどん赤くなっていった
左から、ブラック/ニッケル、アイアン/フューシャ、ブラック/パープル