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ダイソンのヘアードライヤーに新モデル。高温設定でツヤのある髪に

 ダイソンは、設定温度と風量の幅を広げた「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」を発表した。5月10日よりダイソン直営店および公式オンラインストア、百貨店にて販売し、全国の家電量販店では5月25日より購入可能。価格は45,000円(税抜)。

「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」新モデルとシシド・カフカさん

 小型ながらもパワフルな風を送り出すヘアードライヤー。送風方式に、同社の羽根のない扇風機と同様の「エアーマルチプライアー」を採用している点が特徴。取り込んだ空気を3倍に増幅し、高圧・高速気流を生み出すため、素早く髪を乾かせるという。

 モーターは、小型ながら1分間に最大11万回転する「DDM V9」を採用。ハンドル部にモーターを備えており、ヘッド部にモーターが搭載されている一般的なドライヤーとは異なり、ヘッドが軽く長時間使っていても疲れにくいとしている。

羽根のない扇風機と同様に「エアーマルチプライアー」を採用
小型モーターをハンドル部に搭載

高温・弱風設定が可能に。日本の女性の乾かし方からヒント

ダイソン 研究デザイン開発 パーソナルケア グローバル カテゴリー ディレクター トム クロフォード氏

 新モデルでは、3段階に設定できる風量のうち、「風量1」と「風量2」においてさらに弱い風に改良。前髪や顔周りなど、最後の仕上げをやさしい風でブローできるようになったという。

 ダイソン 研究デザイン開発 パーソナルケア グローバル カテゴリー ディレクター トム クロフォード氏は、新モデルについて次のように語った。

 「1年前にヘアードライヤーを発表してから、さまざまな意見をもらいました。素早く髪を乾かせる、髪にツヤが出るなど、ほとんどがポジティブなものでしたが、我々エンジニアは開発をやめません。改良した製品を世に出したいと思い、さらなる研究を続けました。その中で、日本の女性の乾かし方を見ていると、顔周りをスタイリングするときにはより優しい風を好むことがわかったのです。そこで新モデルでは風量1と2をさらに弱くし、よりスタイリングしやすくしました」

初代モデルはプロのスタイリストなどからも好評だったという

 また、最大温度も78℃から100℃にアップ。同社の研究によると熱によるダメージは150℃以上で起こるため、100℃は髪が傷みにくい範囲の熱だという。これにより、高温度でのスタイリングが可能になり、髪のうねりやクセをより真っすぐに伸ばしやすくなったとしている。

 なお、100℃の温度設定は、「高温(温度3)×弱風(風量1)」の組み合わせにした場合のみ可能。同じ温度3でも風量2の中風時は88℃、風量3の強風時は78℃に温度設定される。中温(62℃)、低温(45℃)、冷風設定時は、風量にかかわらず均一な温度となる。

 温度コントロールには、風温を毎秒20回測定する「インテリジェント・ヒートコントロール」を採用。設定温度よりも高温にならず、極端な熱にさらされることを防ぐ。

最大温度は100℃にアップ。設定温度と風量の幅を広げた

 会場には、ヘアメイクアーティストの小田切ヒロさんが登場。Supersonicについて以下のように語った。

 「風圧が強いので、髪を掻き分けなくてもきちんと根元に風が届くのが良いですね。夜、根元が乾いていない状態で寝てしまうと、起きたときに髪がまとまらず、その状態でスタイリングしても崩れてしまうんです。根元を乾かすのは重要なので、とても使いやすいです。また、設定温度の幅が広がったのもポイントで、100℃はダメージを与えにくい範囲の熱であり、低温よりツヤも出しやすいのでスタイリングに向いています」と話した。

ヘアメイクアーティスト 小田切ヒロさん

特別モデルとしてインペリアルパープルを用意

 アタッチメントは、従来モデルと同様に3種類を用意。風量を弱めてなめらかな風で髪をやさしく乾かす「スムージングノズル」、まわりの髪を乱すことなく乾かしたい箇所だけに集風するブロー用の「スタイリングコンセントレーター」、やさしい風を均一に分散して縮れやすいカールやウェーブをふんわりと乾かす「ディフューザー」が付属する。

 本体サイズは、78×97×245mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は630g。消費電力は1,200W。カラーは、「アイアン/フューシャ」、「ホワイト/シルバー」に、「アイアン/ブルー」を追加し3色展開となる。

アタッチメントは3種類
新色「アイアン/ブルー」
「アイアン/フューシャ」
「ホワイト/シルバー」

 また、特別モデルとしてインペリアルパープルも用意。本革レザーボックスに入っており、価格は55,000円(税抜)。ダイソン直営店、公式オンラインストア、百貨店で購入可能。

特別モデルのインペリアルパープル

高温でブローすることでツヤのある髪に。シシド・カフカさんが登場

 会場には、歌手・ドラマー・モデル・女優として活躍するシシド・カフカさんも登場。シシドさんのウェーブ掛かった髪を、小田切さんがSupersonicを使ってストレートにする実演が行なわれた。

 シシドさんは、「普段からSupersonicを使っているのですが、熱くなりすぎないのが良いですね。夜疲れてるときや、朝考え事をしながらドライヤーを使っていると、今までは髪に当てすぎて熱くなることもあったんですけど、Supersonicはそうなりません。デザインもシンプルでスタイリッシュなので、普段使うアイテムがカッコいいと気分が上がります」と述べた。

カールのついた髪で登場したシシド・カフカさん
小田切さんによるスタイリングでストレートヘアに
まずは軽く水で濡らしていた
風圧が強いため、髪を掻き分けなくても根元まで風が届くという
ある程度乾いたら「スムージングノズル」を使用。手ぐしでもブローしたようにキューティクルを整えられるという
「スタイリングコンセントレーター」を装着し、風量1の弱風にして100℃の高温でツヤを出す。最後は冷風で引き締め
キレイなストレートヘアになっていた
Supersonicを使ってストレートヘアを試してもらいたいと話す