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リサイクル法の再利用、エアコンは金属類が93%・フロンが80%、冷蔵庫は金属類が79%・フロンが54% 家電製品協会発表
2019年6月10日 15:02
家電製品協会は、リサイクルが義務化されている家電4品目について、平成30年度のリサイクル実施状況、材料の再商品化状況を発表した。リサイクルが義務化されている家電は、エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機の4品目。
平成30年度の指定引取場所での引取台数は、エアコンが3,398千台、ブラウン管テレビが1,035千台、液晶テレビが1,894千台、冷蔵庫/冷凍庫が3,354千台、洗濯機/衣類乾燥機が3,880千台。
これらの引取家電を処理し、各種金属などの再利用可能な商品にした「再商品化」については、平成29年度の数値が公表された。再商品化の処理を行なった重量に対する商品化重量の比率は、エアコンが93%、ブラウン管テレビが71%、液晶テレビが86%、冷蔵庫/冷凍庫が79%、洗濯機/衣類乾燥機が90%という結果になった。
家電4品目それぞれでもっとも多い再商品化物は、エアコンでは非鉄・鉄など混合物が36.94%、ブラウン管テレビではガラスが49.49%、液晶テレビでは鉄が46.38%、冷蔵庫/冷凍庫では鉄が49.72%、洗濯機/衣類乾燥機では鉄が48.65%となった。各家電で、再商品化された材料の比率は下記のとおり。
またテレビ以外の3品目では、フロン類の状況も発表されている。回収に対し再生もしくは再利用したフロンの重量の比率は、エアコンが80.21%、冷蔵庫/冷凍庫が54.08%、洗濯機/衣類乾燥機が66.56%だったという。