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「エアコンランド」「エアコン本舗」などエアコン販売3社、引き取りエアコンの横流しで、家電リサイクル法に基づく是正勧告

 経済産業省および環境省は7月4日、エアコン販売業者3社に対し、家電リサイクル法に基づき、廃家電の取り扱いについて是正勧告を行なった。

 特定家庭用機器再商品化法(いわゆる「家電リサイクル法」、以下同)では、廃家電を引き取った際は、製造業者等へ引き渡す義務がある。両省が立入検査を実施したところ、「エアコンランド」などを運営するヒロムラ産業、「エアコン本舗」などを運営する電商ネット、協和空調の3エアコン販売事業者が、引き取った廃エアコンを製造業者以外へ横流しした事実が確認されたという。

 横流しされていた廃エアコンは、ヒロムラ産業の運営する「エアコンランド」で8,699台、電商ネットの運営する「エアコン本舗」で7,567台、協和空調で555台。

 今回の勧告により3社は、平成30年6月からの1年間、「毎月の廃家電の引き取り・引き渡し状況」と「廃家電の収集運搬料金の適切な公表、家電リサイクル法違反の再発防止策と、コンプライアンス体制の強化」の2点について、報告が求められた。

 経済産業省および環境省は、小売業者団体やネット販売モールサイト運営者などを通じて、廃家電の適正な引き渡しについて、周知徹底を行なっていくとしている。