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欲しいモジュールをマグネットで簡単に追加できるスマート電球「stak」

 プラススタイルは、モジュールを組み合わせて機能を拡充できるスマート電球「stak」を発売した。「stak本体・照明モジュールセット」、「stak本体・照明モジュール・リモコンモジュールセット」をラインナップし、価格は順に10,000円、12,700円(税込)。stak本体は1年間の利用権付きで、2年目以降にアプリ連携などの機能を利用する場合は月額課金契約480円(税抜)が必要となる。

スマート電球「stak」

 1つのアプリで複数の機能を制御できる「モジュール拡張型」のIoTデバイス。広島県発のスタートアップ企業・スタックが企画・製造した製品で、照明やリモコンなど必要なモジュールを組み合わせて使える点が特徴。

 E26型の電球ソケットにstak本体を取り付け、stak本体に各モジュールを連結させて使用する。本体への連結は7N(ニュートン)の強力な磁石でくっつく機構を採用し、必要なモジュールを簡単に追加できるという。

 stak本体にはWi-Fiチップと超小型スピーカーを内蔵。例えば、毎朝7時にアラームをセットしておけば、照明の点灯と同時にアラーム音が鳴るとしている。複数の本体を用意すれば、アラームは部屋単位で設定が可能。stak本体のサイズは、56×66.5mm(最大径×長さ)で、重量は約75g、スピーカーは0.5W。

 リモコンモジュールは、アプリから本体を経由してエアコンやテレビを操作できるようにするもの。リモコンモジュールが発信する赤外線はクラウドサーバーで一元管理されているため、ほとんどのテレビやエアコンはクラウドサーバーのプリセットを使用して操作ができるという。stakがサポートしていない製品を操作したい場合は、stak本体に搭載された赤外線学習機能を利用できるとしている。本体サイズは、56×21mm(最大径×長さ)で、重量は約35g

 照明モジュールは、差し替えた電球の代わりになるLED。明るさは最大60W相当、810lm。スイッチでオンオフを操作しなくてもアプリでライトのオンオフができる。56×50mm(最大径×長さ)で、重量は約60g。

 stak専用アプリに自宅や職場の位置情報を設定しておくと、「自宅から出たら」「職場から出たら」といった条件で各種機器の操作が可能。あらかじめ条件を設定しておけば、例えば、外出中、エアコンの切り忘れに気づいた場合でも、わざわざアプリの操作をしなくても自動的に電源をオフになる。そのほか、Google HomeやAmazon Echoでの音声操作にも標準対応。スマートスピーカーが対応しているコマンドで操作できる。

 今後はスピーカーモジュールやセンサーモジュールなども開発予定。なお発売時期は未定としている。

stak本体
リモコンモジュール
照明モジュール