ニュース

日立、デザイン改革プロジェクトの第1弾として、深澤直人デザインの空気清浄機を中国で発売

 日立アプライアンスは、“毎日の暮らしを彩るデザイン価値の創造”を掲げて「Hitachi meets design PROJECT」を発足、デザイン改革を本格的に始動した。今後は、本プロジェクトの理念に共鳴する著名デザイナーとともにデザイン開発に取り組んでいくという。

 このプロジェクトの第1弾として、プロダクトデザイナー・深澤直人氏とコラボレーションした空気清浄機「EP-PF120C」を、3月から中国で発売。また、東南アジアや中東でも順次販売するとしている。

「空気清浄機 EP-PF120C」

 深澤直人デザインによる空気清浄機。機器の正面をすべて水平のルーバーで覆い、一つのテクスチャーのように仕上げることで、汚れた空気を強力に吸い込むことを示唆するとともに、部屋との整合性を高めたデザインとしている。

 また特徴的な背面形状により、部屋のコーナーにぴったりと収まり、隅から部屋全体に空気を循環。さらにプレフィルターが取り外しやすい前面パネルを採用するなど、製品の有用性を美しさに昇華したデザインに仕上がっているという。

製品の機能を表現しながら、部屋になじむデザインに

 機能面においても、日立独自の空気経路設計と高効率ファンモーターにより、非常に高い空気清浄能力を実現したとする。空気清浄機本体でPM2.5に対応し、銀系無機抗菌剤を使用したHEPAフィルターは、0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集、さらに0.02μmの微粒子まで捕集するという。

 また部屋の空気の状態を「ダスト・ニオイセンサー」で常にセンシングし、その状態をクリーンモニターのLED色で5段階表示、PM2.5やニオイのレベルを数値で示す。脱臭フィルター、HEPAフィルターの残寿命もパーセント表示で確認でき、プレフィルターのメンテナンス時期にはサインが点滅してお知らせするという。

 このほか照度センサーを搭載。「睡眠モード」に設定しておくと、周囲が暗くなると表示パネルが自動で暗くなり、運転音28dBの静かな運転になるという。

 本体サイズは450×280×657mm(幅×奥行き×高さ)。重量は11.5kg。適用床面積は最大78m2。運転音は28dB〜70dB。

高い空気清浄能力と、便利なセンサー機能を備える