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JTの加熱式たばこ「プルーム・テック」に、ニオイを抑えながら吸いごたえをアップした新モデル

 日本たばこ産業(JT)は、加熱式たばこ「Ploom(プルーム)」シリーズの新製品2機種を発表。低温加熱型の「Ploom TECH+(プルーム・テック・プラス)」と、高温加熱型の「Ploom S(プルーム・エス)」を、1月29日から、Ploomオンラインショップおよび全国のPloom専門店で販売開始する。価格は順に4,980円、7,980円(ともに税込)。

低温加熱型の「Ploom TECH+(プルーム・テック・プラス)」
高温加熱型の「Ploom S(プルーム・エス)」

 同社が展開する低温加熱型の「Ploom TECH(プルーム・テック)」に続く、加熱式たばこの新製品2機種。

 「プルーム・テック・プラス」は約40℃の低温加熱型で、「プルーム・テック」のにおいの少なさはそのままに、吸いごたえをプラス。専用たばこカプセルは「プルーム・テック」と同じ形状ながら、たばこ葉の量をアップし、さらに専用カートリッジのベイパーの量もアップすることで、満足感のある吸いごたえを実現したという。

 電源ボタンを搭載しており、3回素早く押すと電源オン。加熱待ち時間はなく、吸ってやめての繰り返し吸引が可能。1カプセルあたりのパフ数(吸引回数)は約50パフ。付属のマイクロUSBケーブルで充電し、満充電で約250パフできる。満充電までの所要時間は約90分。

「プルーム・テック」のニオイの少なさ・使い勝手の良さはそのままに、たばこ葉とベイパーの量をアップ。高温加熱型に負けない、しっかりとした吸いごたえを楽しめる

 「プルーム・エス」は約200℃の高温加熱型。独自の「リアル香味製法」による専用たばこスティックと、最適な加熱温度設定により、たばこ葉のうまみを際立たせたとしている。高温加熱型特有のにおいを抑えながら、同社の紙巻きたばこ「メビウス」らしい味わいを楽しめるという。また手に馴染むデザインも特徴とする。

 使用する際は、本体上部のスライドカバーを開けて専用たばこスティックを挿し、上部にある電源スイッチを長押し。加熱待ち時間は約40秒。スティック1本あたりの使用可能時間は約3分30秒で、約14パフ。終了が近づくとバイブでお知らせ。連続使用可能で、すぐに次の1本をセットできる。付属のマイクロUSBケーブルで充電し、満充電でスティック約10本使用可能。満充電までの所要時間は約90分。

高温加熱型ならではの力強い吸いごたえが魅力の「プルーム・エス」。とはいえニオイは少なく、吸い終わったスティックもほとんどニオイがしないことに驚いた

加熱式たばこは“温度”で選ぶ時代に

 発表会には、日本たばこ産業 代表取締役副社長の岩井 睦雄氏が登壇。同社のRRP(リスク低減製品)事業戦略について、次のように語った。

 「たばこの楽しみ方は人それぞれ。多様化するライフスタイルや好みに合わせて、お客様がチョイスできる製品づくりをしていかなければなりません。そこで成長するRRPにおいてラインナップを拡充しました。

 加熱式たばこの利用は、日本が世界で一番多く、日本市場の強化がグローバルでの成長にもつながります。そのカギとなるのが“温度”です。それぞれ特徴の異なる低温・高温の2タイプを展開することで、お客様満足度No.1を目指します。これからの加熱式たばこは、好みや利用シーンに合わせて“温度”で選ぶ時代になっていくと思います」

日本たばこ産業 代表取締役副社長 たばこ事業本部長 岩井睦雄氏(写真左)、同社 たばこ事業本部 商品企画部 部長 高橋正尚氏(写真右)