ニュース
ツインバード、ビールをキンキンに冷やせる切替室を備えた3ドア冷蔵庫
2018年10月25日 19:32
ツインバード工業は、0℃のキンキンモードでビールを冷やせる「3ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフプラス HR-E919PW」を、11月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は75,000円前後(税込)。
容量199Lの3ドア冷凍冷蔵庫。中段に温度を3段階に切り替えられる「くらしにピタッと切替室」を搭載した点が特徴。ビールやソフトドリンクを適温で冷やせる「キンキンモード(0℃)」、冷蔵コンテナや飲み物をストックする「冷蔵モード(4℃)」、野菜室が欲しいという声に応えた「野菜モード(7℃)」を用意する。
なお、キンキンモード(0℃)では細かく温度制御しているため、ギリギリで凍らない温度を実現。氷点を目安にしており、缶ビールを冷やしても問題ないという。
一升瓶やビール瓶も収まるドアポケット
同社は2017年10月に、冷蔵室と冷凍室の容量がどちらも73Lの「2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ HR-E915PW」を発売。今回発表したモデルも、上段の冷蔵室は容量78L、下段の冷凍室は71Lで、ほぼ同等のサイズとしている。小容量モデルながら冷凍室を大きくし、高まる冷凍ニーズにフォーカス。4段引き出し式で、整理整頓しやすいという。
冷蔵室のドアポケットは、500ml缶やビール瓶、一升瓶も収まる設計。棚板の位置も変えられるため、保存容器や調味料のサイズに合わせてピタッと収納できる。
本体にはセンサーを備え、3つの庫内の温度を管理。夏/冬問わず自動で設定した温度に制御するため、手動での面倒な操作を不要としている。
本体サイズは、約525×590×1,620mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約57kg。冷却方式はファン式。年間消費電力量は319kWh/年。コード長は約2.2m。製氷皿と製氷ケースが付属する。カラーはパールホワイト。
会場には、ツインバード工業 代表取締役社長・野水 重明氏が登壇。同社の冷蔵庫事業について次のように語った。
「ツインバードはモノづくりの街として知られる新潟県の燕三条に本社があります。70年弱、真面目にモノづくりを続けてきました。冷蔵庫というジャンルでは、1990年にペルチェ式の小型冷温ボックスを民生用として販売し、その後はホテル向けの業務用コンプレッサー、病院向けのペルチェ式冷蔵庫などを展開してきました。特に病院向けについてはトップシェアを誇っており、業界で認知と信頼を得ています。信頼あるブランドで家庭用の冷蔵庫も展開し、世の中の役に立つ製品を作っていきたいと思います」
小型モデルで霜取り不要のファン式、
このほか、容量110Lの「2ドア冷凍冷蔵庫 HR-E911W」を、11月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は35,000円(税込)。
1人暮らしにフォーカスしたコンパクトなエントリーモデル。110L以下クラスで唯一のファン式を採用し、冷凍庫内の霜取りが不要な点を特徴としている。同社では2014年に84Lの小型冷蔵庫を発売し好評を博していたが、霜取りが面倒という不満があったことから、今回ファン式を採用したという。
このほか冷凍室には、収納性の高い2段引き出しを採用。付属の熱伝導率の良いアルミ冷却トレイを使えば、ごはんやまとめ買いした生鮮食品などを急速冷凍でき、美味しさを逃さないとしている。
本体サイズは、約480×520×1,085mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約36kg。各室の容量は、冷蔵室が70L、冷凍室が40L。年間消費電力量は370kWh/年。コード長は約1.9m。製氷皿が付属する。
小型モデルのラインナップ拡充について、同社 プロダクトディレクション部 マネージャー・岡田 剛氏は次のように語った。
「日本では人口減少とともに単身世帯が増えてきており、1~2人世帯向けのライフスタイル家電は需要増が続くと見込んでいます。また最近は冷凍食品が美味しくなり、コンビニやドラッグストアでも売り場が拡大しています。高まる冷凍ニーズを受けて、小型ながらも冷凍室が使いやすいモデルをラインナップしました」