ニュース
シャープ、「どっちもドア」を採用したオシャレな小型冷蔵庫
2016年11月29日 11:00
シャープは、デザインにこだわった中・小型のプラズマクラスター冷蔵庫を、2017年1月19日に発売する。発売されるのは、容量137Lの「SJ-GD14C」と、350L「SJ-GW35C」。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、65,000円前後、160,000円前後(いずれも税抜)。
小型冷蔵庫にも高いデザイン性と上質感を
137Lの「SJ-GD14C」は、単身の社会人をメインターゲットに据えたモデル。同社によれば、選択肢の少ない小型冷蔵庫において、デザインにこだわった冷蔵庫を投入し、ユーザーの選択肢を広げたいという思いから開発したという。
デザインスタジオの一色純氏は「不要なものを徹底的に削ぎ落とし、家具のように置いておけるような佇まいを目指した」と語る。
従来モデルと比べ、よりシンプルなデザイン、スクエアーなデザインとしたという。例えば小型冷蔵庫は背が低く天面がよく見えるため、天面をフラットにしている。また、ドアについては、ドア自体をつかめば開閉できるため、あえてハンドルは省いたという。
「見えるところは徹底的にミニマムにして、見えないところでキチンとカバーする形にしている」という。
本体カラーは3色を用意。クリアホワイトには、パール粒子が混ぜることで、より明るく清潔感のある色にした。ピュアブラックには、少し赤みを混ぜることで、より深みを感じられる黒に仕上げている。メタリックベージュには、パール粒子やメタリック粒子を入れて、ガラスの質感を活かしながら、ナチュラルな空間に合うカラートーンとして開発したという。
機能面では、「高濃度プラズマクラスター 7000」を搭載した点が大きな特徴。ただし、これは付着菌の除菌ではなく、庫内を浮遊する菌を分解除菌するもの。
ヒンジを付け換えて、右開きにも左開きにも変えられる「つけかえどっちもドア」を採用しているのもポイント。多くのユーザーが購入時に、冷蔵庫が専有するスペースは考慮するものの、ドアが開いた時に必要なスペースは考えないことが多いという。これを解決できるのが「つけかえどっちもドア」だという。
「SJ-GD14C」の本体サイズは480×600×1,125mm(幅×奥行き×高さ)。重さは36kg。年間消費電力は315kWh/年、2021年省エネ基準達成率は95%。
中型モデルにも高機能と上質感を
容積350Lで中型モデルに位置づけられる「SJ-GW35C」。デザインコンセプトは、要素を削ぎ落としたシンプルでフラットなデザイン。基本デザインは、同社の大型モデル「メガフリーザー」シリーズと統一している。
質感の高いガラスドアは、左右どちらからでも自在にドアを開けられる「どっちもドア」に対応。左右のハンドルは、凹凸を少なくした水平ラインのデザインとした。また塗装仕上げにすることで、ガラスと金属感の対比で、アクセントとなることを狙ったとする。
本体カラーにはピュアホワイトとメタリックブラウンの2色を用意。前述の一色氏は「システムキッチンの売れ筋の色を検討した結果、それらにマッチする2色を選んだ」と語った。
同モデルの冷蔵室にも、「高濃度プラズマクラスター 7000」を搭載。こちらは浮遊菌はもちろん、付着菌も除去し、室内を清潔に保ってくれるとする。
消費電力量の低減が期待できるインバーターコンプレッサーを搭載している。これにより冷やし過ぎを防ぎつつ、騒音の抑制にもつながるとする。
野菜室には「シャキット野菜室」を搭載。冷気を野菜に直接当てず、野菜を包み込むように優しく冷やすという。これにより、水分保持率を従来野菜室と比べて約2倍に高められ、野菜を長期間、新鮮なまま保てるという。
その他にもナノ低温脱臭触媒や新鮮冷凍、自動製氷、節電25など多彩な機能を搭載。同モデルの企画担当者によれば「中型モデルにも大型モデル並みの機能を搭載させた」という。
家庭で多彩な調味料を揃えるようになっている昨今の状況を踏まえて、アイデア商品的な「どこでもスパイスポケット」を付属した。多くの冷蔵庫で雑然と入れられている各種調味料を、まとめて収納できるプラスチック製のカゴのようなもの。ドア裏側の上段や中段、または室内など、あらゆるところに置けるのがポイントだ。
「SJ-GW35C」の本体サイズは600×660×1,690mm(幅×奥行き×高さ)。定格内容積は350Lで、冷蔵室は183L、冷凍室99L、野菜室68L。