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東芝、ゴミを1/7に圧縮できる2.3kgの軽量キャニスター掃除機「TORNEO V」

 東芝ライフスタイルは、ゴミを約1/7に圧縮できるコード付きキャニスター型サイクロン式クリーナー「TORNEO V(トルネオ ヴイ) VC-SG900X」を11月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は80,000円前後(税抜)。

「TORNEO V VC-SG900X」

 ゴミを約1/7に圧縮できるコード付きサイクロン式クリーナー。従来機「TORNEO V VC-MG920」と比較すると、本体質量が3.2kgから2.3kgへ0.9kg軽量化され、ダストカップ内でのゴミの圧縮率が1/5から1/7にアップした点が特徴。

 軽量化に当たっては、最軽量モーターの採用、ダストカップの小型化、電源コードの細径化を含むコードリール部の軽量化のほか、内部部品や風路構成までも新規に設計し直したという。またサイクロン気筒数は、12から10へ削減されている。

新モーターの採用、内部部品や風路構成などを見直した新設計で本体重量2.3kgを実現
ダストカップ内のシェードに新設したブレードが、強い気流を発生させ、ゴミを1/7に圧縮する
従来機「TORNEO V VC-MG920」が写真左、「TORNEO V VC-SG900X」が写真右
製品背面での同様の比較。電源コードが細くなっているのが分かる
製品底面での同様の比較。新機種では前方のタイヤが小さくなり、数も1つから3つに増えている
新機種の前方タイヤのうち、左右の2つは転倒防止用途で、実は地面には接していないという
ホースも、従来機(写真上)より新機種(写真下)が細くなっている

 ゴミの圧縮率向上に関しては、10気筒の気流で微細な粒子を分離する「ミクロトルネード分離」、高速気流でゴミと空気を分離する「デュアルトルネード分離」、強力な気流でゴミを圧縮する「トルネードプレス」の3つの気流による「バーティカルトルネードシステム」を採用。これによりダストカップ内のサイクロン部にフィルターが不要になり、排気フィルターの目詰まりを抑え、吸引力が99%以上持続するという。

 トルネードプレスは、ダストカップ内に配置されたオレンジ色のシェードに、ブレードを新設した機構。このブレードが強い気流を発生させることで、シェード上方へ向かう気流がゴミをプレスし、ゴミの圧縮率が1/7に向上した。なお、このブレードは8月1日に発売された「TORNEO V cordless(トルネオ ヴィ コードレス) VC-CL1500/VC-CL500」に搭載されたものと同様の機構だが、ダストカップのサイズが異なるため、シェード自体は共用ではないとのこと。

 従来機同様に、自走式で吸い込み幅がワイドな「ラクトルパワーヘッド」、ゴミの有無を検知して吸引力を自動で調整する「ゴミ残しまセンサー」、LEDライトの点灯するヘッド「ワイドピカッとブラシ」、ヘッドや延長管を外すだけでブラシアタッチメントが利用できる「2WAYブラシ」、ヘッドが床に接していない状態で6秒経過すると運転が一時停止する「節電ストップ機能」を搭載する。

 アタッチメントとして、電動ワイドビーターが毎分1,600回ふとんを叩いてハウスダストを浮き上がらせて吸引できる「電動ふとんブラシ」も付属する。

 本体サイズは、180×300×276mm(幅×奥行き×高さ)で、本体質量が2.3kg、本体・ホース・延長管・ヘッドを合計した標準質量は3.7kg。本体カラーは、グランレッド、グランブロンズの2色展開。電動ふとんブラシ、すき間ノズル、伸縮ロングノズル、ロングブラシ、付属品用ホース、お手入れブラシが付属する。

綿ゴミを撒いた絨毯
綿ゴミを1度吸引したところ
コンパクトサイズながら、ホースや延長管を付けた状態でも自立する
ダストカップを取り外したところ
ダストカップは、ひねって開けるタイプに変更
サイクロン気筒数は、10に変更された
フィルタは側面からのアクセスに
排気清浄フィルタは水洗いできる
吸引したゴミは、気流によりシェード内で上側に押し付けられる格好で圧縮される
圧縮されたゴミ
自走式の「ラクトルパワーヘッド」は従来品と同様だという

 下位機種として、付属ツールがすき間ノズル、お手入れブラシのみでカラーがブラックレッドの「VC-SG700X」、さらに「ワイドピカッとブラシ」「ゴミ残しまセンサー」も省略したカラーがホワイトゴールドの「VC-S600X」も同時期に発売される。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に6万円前後、5万円前後(全て税抜)。