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シャープ、"瓦型"住宅用太陽電池モジュールの点検・交換を無料で実施

 シャープエネルギーソリューションは、同社製の「瓦型住宅用太陽電池モジュール」のうち、2003年2月から2005年6月までに製造した10機種について無料で点検とモジュール交換を、2005年7月から2006年1月までに製造した10機種について無料で安全点検を進めていると発表した。

 対象となる「瓦型住宅用太陽電池モジュール」全20機種のうち、製造年の古い10機種は、太陽電池セルと、セル間の結線部分である"インターコネクター"のはんだ付け強度が低下し、原因が未特定ながら火災に至る可能性があることから、無料での点検とモジュール交換を実施しているという。

 製造年の新しい10機種については、現時点では品質上の問題はないとするものの、過去に1例、原因未特定の火災が発生していることから、念のため無料で安全点検を行なうとしている。

 対象製品を設置している顧客に対しては、同社グループのサービス会社または購入店舗より順次連絡をし、点検日の調整を行なっているという。

 なお、今回点検等の対象となる住宅用太陽電池モジュールは、「瓦型」のもので、「屋根置型」は対象外。瓦型の特徴は、太陽電池モジュールが屋根材に埋め込まれており、屋根材との段差がないこと。一方で、屋根置き型は、太陽電池モジュールが屋根材の上に設置されているため、段差があることが特徴。

今回の対象は、屋根材との段差がない「瓦型」太陽電池モジュール
屋根材との段差がある「屋根置型」太陽電池モジュールは対象外

 モジュール点検・交換の対象となる、2003年2月から2005年6月製造の10機種は以下の通りで、合計邸数は745邸。経過年数は13~15年。
 ・NE-25K6S
 ・NE-25K4S
 ・NE-36K5F
 ・NE-36K4F
 ・NE-53Y1N
 ・NE-38Y1N
 ・ND-48K1C
 ・ND-20K1C
 ・ND-48K1J
 ・ND-20K1J

 無料点検の対象となる、2005年7月から2006年1月製造の10機種は以下の通りで、合計邸数は710邸。経過年数は12~13年。
 ・NE-53KS
 ・NE-33KS
 ・ND-48K2C
 ・ND-20K2C
 ・ND-48K2J
 ・ND-20K2J
 ・NE-53Y1R
 ・NE-38Y1R
 ・NE-53K1R
 ・NE-38K1R