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ダイソンの空気清浄ファンヒーターに新モデル、LCDディスプレイで部屋の汚れをリアルタイム表示

 ダイソンは、部屋の空気状況をリアルタイムで表示する1台3役のファンヒーター「Dyson Pure Hot+Cool 空気清浄ファンヒーター」を、10月17日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は追って公表される。

Dyson Pure Hot+Cool 空気清浄ファンヒーター

 空気を清浄しながら、温風もしくは涼風を届ける1台3役のファンヒーター。2018年4月に発売したLCDディスプレイ搭載の空気清浄ファン「Dyson Pure Cool」に、温風機能を加えたモデルとなる。

 温風モードでは、気流増幅部の配列を最適化し、室内の空気にムラがないよう80種類の発熱体の構成パターンをテスト。最適な組み合わせを見つけ出し、部屋をより早く均一に温められるようになったという。また、自動温度制御機能により設定温度になると自動停止し、待機モードに切り替わる。室温が下がればセンサーで感知して再始動するため、無駄にエネルギーを消費せず、効率的に部屋を温められるという。

 温度は9℃~29℃に1℃刻みで設定可能。風量は10段階で調節できる。適用床面積は、暖房時で約10畳。8畳の部屋を清掃するのにかかる時間は約27分。

 送風方式は、羽根のない独自形状の「エアーマルチプライアー」を採用し、清浄された空気を毎秒290L送り届ける。首振り角度は350度で、部屋の隅々にまでキレイな空気を循環させられるという。

温度は9℃~29℃に1℃刻みで設定可能
風量は10段階
首振り角度は350度で、部屋の隅々にまでキレイな空気を届ける

LCDディスプレイで汚れを検知したらリアルタイム表示

 LCDディスプレイで設定温度や空気の汚れ具合を表示。空気中の粒子状物質や有害なガスを自動で検知すると、ホコリセンサーと有害ガス・ニオイセンサーで汚れを細かく分析する。「PM2.5/PM10/VOC(揮発性有機化合物)/NO2(二酸化窒素)」に分けて、リアルタイムで表示される。スマートフォンとも連携可能で、空気状態の確認や運転モードの変更も専用アプリからできる。

 空気清浄機能では、本体下部360度から空気を取り込む吸気口と「360°グラスHEPAフィルター」を搭載。従来の空気清浄機能付きファンヒーターに搭載されていたフィルターよりも高性能になり、活性炭フィルターの活性炭も3倍以上増量した。高密度のフィルターと制御した気流により、PM2.5だけでなくPM0.1クラスの微小な物質も99.95%取り除けるという。ホルムアルデヒドやベンゼン、NO2など有害なガスやニオイも取り除くとしている。

 フィルターの交換目安時期は約1年(1日12時間使用の場合)。交換用フィルターの価格は、グラスHEPAフィルターが4,000円、活性炭フィルターが3,000円(税抜)。

汚れを検知するとリアルタイムで表示
空気がキレイになったことも確認できる
360°グラスHEPAフィルターと活性炭フィルターを搭載
PM0.1クラスの微小な物質も99.95%取り除けるという

 送風方向を後方に切り替えられる「ディフューズドモード」も搭載。円形ループの後部45度から送風するモードで、開口部が広いためワイドな風になり、後方に送風してもしっかり循環させられ、キレイな空気が部屋全体に行き渡るという。涼風/温風が不要な季節など、風に当たりたくないときに便利としている。

送風方向を後方に切り替えられる「ディフューズドモード」は、風に当たりたくないときに便利としている

 このほか、静音運転でディスプレイが薄暗くなる「ナイトモード」、15分~9時間にセットできる「スリープタイマー」などを搭載。

 本体サイズは、248×764mm(直径×高さ)で、重量は5.7kg。消費電力は、涼風モードが最小6Wで最大40W。温風モードは1,400W。本体カラーは、ホワイト/シルバーとアイアン/ブルーの2色。

ホワイト/シルバー
アイアン/ブルー