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コロナ、災害対策としても使えるポータブル石油ストーブなど石油暖房機器23機種

 コロナは、インテリアにマッチするデザインの石油ストーブなど、石油暖房機器の2018年度モデルを発表した。石油ファンヒーターや石油ストーブ計23機種を、8月下旬より順次販売する。価格は19,800円~83,800円(税抜)。

左から、石油ファンヒーター、反射型石油ストーブ、対流型石油ストーブ
石油ファンヒーター

 石油ファンヒーターは、燃焼で生じた熱を再利用する「ヒートバックシステム」を採用しており、運転中の消費電力を8.5~29Wに抑えた点が特徴。部屋が設定温度に達したときは火力を最小限まで絞ることができるため、灯油が長持ちし、長時間の運転を可能としている。

 ラインナップは、「WZ/VX/SR/ST/mini」の計5シリーズ、13機種(適用床面積9畳~26畳)を用意。2018年モデルでは、従来のecoモードを改良した、「新ecoモード」を搭載。従来よりも灯油の消費を抑えた経済的な運転ができるようになったという。

 さらにフラッグシップモデルの「WZシリーズ」は、新ecoモードを含む「トリプルエコ機能」を活用すれば、1シーズンの灯油代と電気代を約10,100円も節約できるとしている。

石油ファンヒーター

乾電池駆動で防災製品認証を受けたポータブル石油ストーブ

温風が苦手な人も使いやすい反射型

 反射型石油ストーブは、温風を出さずに輻射熱で部屋を温めるため、温風が苦手な人も使いやすい点を特徴としている。運転音がほとんどなく、快適な空間を実現するという。適用床面積9畳~13畳の計8機種をラインナップする。

 本体は単二形乾電池4本で駆動するため、コンセントの場所を気にする必要なく設置場所を自由に選べる。災害時や停電時などでも活躍する。

 中でも「SX-E2918(10畳タイプ)」と「SX-E3518WY(13畳タイプ)」には、3つの消臭機能「触媒燃焼においとり/ニオイカット消火/クリーン消火」を備え、消火時や燃焼中に出るイヤなニオイを強力に消臭するという。

反射型石油ストーブ
パワフルで広いスペースに対応する対流型

 対流型石油ストーブは、反射型に比べてパワフルで、広いスペースにも対応する。ラインナップは、適用床面積18畳「SL-5118」と23畳「SL-6618」の計2機種を用意。ポータブルタイプで、単一形乾電池2本で駆動する。

 本体はインテリアにこだわる部屋にもマッチするデザインを採用。2011年にグッドデザイン賞のロングライフデザインアワードを受賞し、近年ではそのデザインが再び注目されているという。

対流型石油ストーブ
インテリアにこだわる部屋にもマッチするデザイン

 なお、同社は2017年に石油ストーブの全機種で「防災製品等推奨品認証」を取得。対流型石油ストーブは、「防災製品大賞2017」復興支援部門銀賞を受賞した。9月1日に迎える「防災の日」を前に、同社では冬に向けて暖房機器の出荷が本格化しているという。

 こうした認証取得や受賞を通じて、電源不要な石油ストーブが災害への備えになることもユーザーに知ってもらい、防災意識の向上にも貢献していきたいという。