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ファン自動お掃除の追加で「白くまくん」が、ついにエアコン"内部全体"の清潔を実現!?
2018年8月28日 16:30
日立ジョンソンコントロールズ空調は、凍結洗浄機能を進化させ、ファンのホコリ汚れも掃除できる「凍結洗浄 ファンロボ」搭載したルームエアコン「白くまくん プレミアム Xシリーズ」を、10月末に発売する。容量2.2kW~9.0kWの全11機種を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は25万円~40万円前後。
内部の清潔性にこだわったルームエアコン。熱交換器を凍結後に溶かすことで、ホコリや油汚れを洗い流す凍結洗浄機能が進化し、熱交換器に加えてファンの汚れも凍結洗浄で除去できる「凍結洗浄 ファンロボ」機能を搭載した点が特徴。エアコン内部にファン掃除用のブラシが搭載され、熱交換器の内側にあるファンを逆回転させた状態でブラシを当てると、付着したホコリが熱交換器や水受け皿へ移動する。その状態で、従来通りの凍結洗浄を行なうと、ファンが掃除できる仕組み。
同社が、凍結洗浄機能を搭載したXシリーズの購入者へ行なった調査によれば、購入時に重視したポイントのなかで同機能がダントツであり、使用後の満足度も高かったのだという。本機は従来品同様、フィルターや通風路、水受け皿やフラップに除菌効果のあるステンレスを採用した「ステンレス・クリーン システム」、フィルターの自動お掃除機能も搭載。
同社COO兼日本ビジネスユニット長・飯塚 愼一氏は、「これまで弊社のエアコンは、クリーンに集中して開発してきました。昨年発売し、好調だった"凍結洗浄"機能を進化させることで、エアコン内部全体の清潔にこだわった、クリーンの最終形とも言えるエアコンができたのではないかと思います」と語った。
「凍結洗浄 ファンロボ」での洗浄に要する時間は、1時間半~2時間。また洗浄は、約42~84時間おきに自動で行なわれるという。洗浄間隔は、エアコンの使用時間や搭載する「くらしカメラAI」が"近くにキッチンがあるか"などでエアコンの汚れ具合を予測し、自動で決定され、人がいないタイミングで実施される。
洗浄工程は2通りあり、約30分程度で凍結・解凍した後、約1時間程度で乾燥を行なうパターンと、凍結・乾燥工程を2回繰り返した後、同様に乾燥するパターンで、後者は油汚れがひどいときなどに行なわれるとしている。また季節始めなどに、リモコン操作で凍結洗浄を行なうことも可能。
暖房や冷房機能では、「くらしカメラ AI」が、人の位置や在室時間、活動量や周囲の温度、家具の位置や形状を識別。その上で暖房では人の足元を中心に温め、冷房では冷風を直接当てる・当てないを選択できる。それぞれの人が快適に過ごせるよう、体感温度に合わせた気流コントロールを行なうという。